靴箱の掃除手順を教えてください。【片付け＆掃除Q&A】

A.靴箱に溜まった土や砂を掃除機で吸い取り、重曹水で棚板を拭きます。

靴箱には細かい砂や土が落ちているので、これを掃除機で吸い取ります。トイレットペーパーの芯を斜めにカットして活用すると、掃除機のノズルが汚れず、きれいに吸い取れて便利です。芯の口径は掃除機にピッタリとはまるのでおすすめ。掃除が終わったら外して廃棄を。

棚板は重曹水で拭き、その後、水拭き、乾拭きをして仕上げます。棚板に新聞紙を敷いて靴を並べるのも、湿気を取り、棚板を汚さない方法のひとつですが、新聞紙が破れたり、砂や土でざらつくことがあるので、なくてもいいと思います。それより、掃除機でこまめに埃を吸い取ったほうが清潔が保てます。

靴箱の掃除は靴の把握を兼ねて、1カ月に1度しておくといいですね。

（1）トイレットペーパーの芯を斜めにカットする。芯は柔らかいものが扱いやすいのでおすすめ。

（2）カットした芯を掃除機のノズルにはめる。合わない場合は端をつぶす、芯に紙を巻くなどする。

（3）スプレーボトルに重曹15g（大さじ1）を入れ、水200mlを注いで重曹水を作る。

（4）刷毛などを使いながら、隅に土や砂などを集め、芯を装着した掃除機のノズルで吸い取る。

（5）雑巾に重曹水をスプレーする。棚板に直接スプレーすると、材質によってシミが残ることも。

（6）重曹水をスプレーした雑巾で棚板を横方向に拭く。四隅も忘れずに拭いて汚れを取る。

（7）目に見えない棚板の汚れが取れる。重要水で拭いた後は、別の雑巾で水拭き、乾拭きをする。

（8）きれいに拭き上げた棚板に靴を並べる。子どもは下段が便利だが、成長に応じて段を変える。

毎日、家族が頻繁に出入りする場所のひとつが玄関。そして、お客様などが最初に目にする場所でもある。玄関がきれいで清潔だと、日々の暮らしが快適になる、とハウスクリーニングのプロ、佐和田久美さん。

「玄関に靴が散乱せず、靴箱内がひと目でわかれば靴が迷子にならず、外出時に慌てません。私は玄関を室内の一部と捉えて、毎日の部屋掃除同様、たたきに掃除機をかけて埃を吸い取り、モップで水拭きをしています」

そして、履いた靴は各人が責任を持って収納するのがルール、と。

「近年は除菌意識が高まり手指の消毒、ドアノブなどの拭き掃除を徹底して行う方も多いと思います。でも、靴底についた土や砂はどうですか?　ここにも菌は多く潜んでいます。玄関内に土や砂をなるべく持ち込まないよう、日々掃除を心がけることが大切なんです」

では、玄関掃除はどこから始めればいいのだろうか?

「まず靴箱内の整理から始めます。中がごちゃごちゃだと収納できない靴がたたきに散乱する原因にも。家族全員の靴を見直してから棚板などの掃除を。その後に玄関の掃除を行います。逆だときれいにした場所に、靴箱の埃が落ちて汚れてしまいます。きれいな玄関は一日の始まりに不可欠です」