あなたの「利き脳」は何タイプ? それぞれの性質と行動特性をチェックして片付け方のヒントを探る。
既存の片づけ法や収納セオリーを試してみても成功しない。その理由はあなたの脳の特性にあるかも。
撮影・黒川ひろみ イラストレーション・レモン・フー 文・板倉みきこ
片づけには誰もが簡単にできる正解はなく、自分の特性を理解し、自分に合う方法を知るのがストレスなく心地よく暮らしていくための秘訣、とライフオーガナイザーの髙原真由美さん。その片づけ方を知るヒントとして注目したのが「利き脳」だ。その人の脳の得意分野=利き脳を参考に、おすすめの片づけ・整理法を提案する。
「行動や思考を司る、脳の傾向に合わせた方法なら、より楽にできるし、続けやすいのです。既存の片づけ方法ではうまくいかなかったという人にこそ、気軽にトライしてほしいです」
右脳と左脳の得意分野、機能分担
●右脳
ひらめき
直感
創造性
芸術性
空間的
イメージ記憶
全体を見る力
同時的情報処理
図形を読みとる
●左脳
話す
書く
分析力
論理的
科学的思考
推論
言語認識
数学理解力
計算
ものごとを意識的、段階的に受け入れ、理性的に処理する左脳は、論理的思考が得意。ひらめきやイメージを処理し、ものごとを直感的に受け入れられるのが右脳。
1.あなたの利き脳をチェック。
概論がわかったところで、「利き脳」のタイプを細かく分類するため、見聞きした情報を脳に送り込む「インプットのときの利き脳」と、情報を言葉や行動で表現する「アウトプットのときの利き脳」を調べよう。
“指組み”でインプットのときの利き脳がわかる
指を組んだときの親指の位置をチェック。意識せずに自然に行おう。
右手の親指が下
左手の親指が下
“腕組み”でアウトプットのときの利き脳がわかる
腕を組んでみて、どちらの腕が下になるかをチェック。こちらも自然に行うこと。
右腕が下
左腕が下
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