くらし

【和田裕美のお悩み相談】PTAの副会長の仕事が全くできず辛いです。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回はPTAでの働きに自信がない主婦からの相談です。

<お悩み>
今年4月より小学校のPTAで副会長をしています。クジ引きで決まりこんな大役は絶対に無理なので辞退したかったのですが、その場の雰囲気的に言い出せず、引き受けてしまいました。
もう1人副会長がいるのですが、人脈がとても広く、初めての仕事なのにテキパキこなし、ほぼ副会長の仕事をすべて引き受けてくれています。それに比べ自分はスマホもパソコンも駄目で話もしどろもどろ。何一つできない。名ばかりの副会長です。
最近、落ち込みが酷く、PTAのことを考えると目眩がしたり頭の中がパニックになり考えがまとまらなくなったり夜中何回も目が覚めたり。その為しばらくお休みすることを伝えました。今後どうしたら良いか毎日悩んでいます。 (チョコミント/女性/40代主婦。小学高学年、高校生の子供が二人います。)

和田裕美さんの回答

チョコミントさんこんにちは。質問ありがとうございます。
まず、くじに当たっておめでとうございます。
そういう大役が当たるということは
新しい挑戦ができるというチャンスを手に入れたということなので
もうちょっとだけ前向きにやってみてはどうでしょうか?
いや、「わたしには無理」「わたしなんてなにもできないことばかり」と
自信がない気持ちもわかる、もう一人の方がテキパキやっているので
余計に引け目を感じてしまうのもすごくわかる。
わたしだってきっと同じ立場だったら気が引けてしまうと思うから
ほんとうにわかる。
でもその気持ちをわかった上で言っています。
せっかくだから向き合ってやってみたらと。
だってぜったいにチョコミントさんの役割があるはずなんです。
きっと人よりきめ細かいことに気が付いたり
「お茶いれますね〜」「お菓子もどうぞ〜」なんていう
心配りもできる方じゃないかと思うのです。
人に気を使ってしまういい人だからこそ
相手に対して「申し訳ない」という感情が出てしまうのです。

そこで、方法論です。
まず副会長さんに
「私はこういうことは苦手だけど
 こういうことならできる、こういう雑用はできる」
と提案して、
「何かお手伝いができることがあれば教えてほしい」と
自分から積極的に言ってください。

人は誰かの役に立つと非常に喜びを感じるわけですから
自分が役立っていないとすごい悲しいわけですね。
そのために自分が役に立つにはどうしたらいいか
方法を考えて提案して、わからないときは質問です。

スマホもPCもできないということですが
この機会を利用して新しいことに挑戦してみてはどうでしょうか?
スマホはほんとうに誰でもすぐに使えます。

うちのセミナーには70代の方もいらっしゃるのですが
たとえばTwitterをやってみようとか、
発信はどうやっていくのかとご自身の周りの方に一生懸命聞きながら
イチからされていますよ! それもわくわくして
孫くらいの青年に聞いてやっています。(笑)

人とつながりができて
役に立てることを探せて
あたらしいことに挑戦もできる。
やっぱりこれは大当たりですよ。
すごいビッグチャンスです。
新しい自分が生まれて
すっごく楽しくなります。
最初だけどきどきしますがどうかどうか
頑張ってください。

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界№2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『稼げる技術』(ダイヤモンド社)、『タカラモノ』(双葉文庫)など。
⇒ 公式サイト

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