狭さゆえ起こるモノハラ被害を、声かけと部屋の使い方の工夫で解消。【モノハラ対策、我が家の場合】
家族の「モノ」にイライラせずに暮らしたい。そこで、ルールをつくって家族と折り合いをつけている「アバヌ」オーナー、大坂友紀子さんに、話を聞いた。
撮影・徳永 彩(KiKi inc.) 文・長谷川未緒
[悩み]部屋を散らかされる。
[対策]ロッカーで視界を区切る。
唯一の部屋は寝室。長女が中学にあがるころロッカーで間仕切り、半分を娘たち用に。「前は散らかっているとよく怒っていましたが、子どもたちが自分のスペースをどう使おうと構わないと割り切り、怒ることもなくなりました」
[悩み]夫の自転車が邪魔。
[対策]使うように促して、むだ感を解消。
廊下に置かれた折りたたみ式自転車は、夫が旅先で乗りたいと購入したものの、使っていなかった。「邪魔でしたが、旅先と言わずこの辺でも乗ったらと言ったら、使用頻度が増え、スペースをとられるイライラが軽減しました」
[悩み]服が増え続ける。
[対策]娘たちと共用。処分も相談で。
毎シーズン服を買う大坂さん。捨てられない性分で増え続けるのがストレスだったが娘たちと共用にして解消。「増えても気がとがめなくなりました。3人とも着ないと判断した服は、フリーマーケットに出して循環させています」
大坂友紀子(おおさか・ゆきこ)さん●「アバヌ」オーナー。フランスの服や雑貨を中心に扱う店『アバヌ』を東京・参宮橋で経営。夫は美容院『メゴヘア』(同・中野坂上)を営んでいる。http://havanejp.com
『クロワッサン』1002号より
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