更新: 2021年02月01日 17:00

【四緑木星の2021年上半期（2月3日〜8月6日）の運勢】真木あかりの九星気学占い

【2021年上半期の運気の流れ】九星気学では、1年の始まりは立春、暦の上で春が訪れた日からスタートします。今年は六白金星の年にあたり、昨年に引き続き「金」の性質を帯びています。新型コロナウイルスに関連する給付金や保障など経済面でのニュースが多かった2020年ですが、今年もまた経済面での話題は注目されることでしょう。
個人レベルでは、六白金星の年は品格のある振る舞いと良質な生活がいい運をもたらします。人に対しては誠実に、相手のためを思って行動すること。挨拶やお礼はいつも以上にきちんとすること。安いものを大量に買うのではなく、SDGsやTPOにそぐうものを選択すること。そうした行動が、日々を充実したものにします。「あたりまえでは？」と思えた方は素晴らしいです。きっと良い1年にできるでしょう。「ちょっぴり気を引き締めなければ」と思われた方は、そうしたお気持ちになれただけで8割はできたようなもの。自分と周りの大切な人を尊重する、素敵な1年にしてまいりましょう。

文・真木あかり

四緑木星

総合運

四緑木星の人にとって、2020年は季節にたとえれば冬から春への端境期。陽射しが柔らかくなってきたと思ったら急激に冷え込み、暖かくなったと思ったらぼったりと重たい雪が降ったりと、季節は春へと向かっているのに落ち着かない、不安定な時期です。環境が安定しないなどご不安も多かったかと思いますが、よくここまで堪えてきましたね。そんな1年を乗り越えた2021年、運気は9年に一度の好調期に突入します。まさに春！という印象そのままに、ここまで積み重ねた努力に陽射しが降り注ぎ、ひらひらと花の間を飛び回る蝶が蜜を見つけるように、自分にとってベストなチャンスを見つけていかれます。盛夏の頃は一時的に運気が落ち込む見通しもありますが、2月から3月、そして秋と、運が自分のために巡ってくるような好調の流れを実感できる人は多いだろうと思います。ワンランク上といわず、ツーランク上くらいを狙うつもりで、少し強気に物事を進めてもいいでしょう。多少やりすぎかなと思えることでも、この時期は「意欲がある」と前向きに受け止めてもらえるはずです。ただし、チャンスが多いときというのは人との出会いや夢を実現するための交渉といった気を張るシーンも多く、心身への負担もそれなりです。無理は多少しても、重ねはしないこと。体の声にしっかりと、耳を傾けてあげましょう。

対人運

2020年はどなたにとっても、人との「かかわり」のあり方を再確認する年でした。「会いたいね！」「会おうか」と呼び合うように顔を合わせ、笑い合っていたことがまるで夢のようにと遠くなって、新しいかかわり方に慣れたり、孤独に耐えたりすることに誰もが一生懸命になりました。2021年もしばらく、慎重なムードは続いていくのでしょう。ただ、2021年の四緑木星には、対人運に素晴らしい追い風が吹いていることを、いつも忘れないでいてください。どんなに制限はあっても、相手を思う気持ちがあれば私たちはつながっていきます。つながるはずの縁ならば、ちゃんとつながっていきます。だから、「できない」「寂しい」ばかりを見つめず、今年の運を享受していきましょう。あなたは今、どんなご縁が欲しいでしょうか。仕事で同じビジョンを共有できる相手？　それとも、愛情を分かち合える大切なパートナー？　なんでも気兼ねなく話し合える友だち、という人もいるでしょう。もし既にそういった関係の人がいるとして、いまひとつ自分が理解されないと悩んでいるのなら、まずは相手を理解することから始めてみませんか。すでにしているとは思いますが、あと一歩という思いが、今年の対人運の骨組みを確かなものにしてくれるはずです。

金運

非常に好調な時期。運というものはひとつひとつが独立して成り立っているわけではなく、対人運や仕事運、愛情運などがそれぞれ連動し合っています。今年の金運は、仕事運や対人運の好調が連動するかたちで非常に好調なまま推移するでしょう。収入が一時的に減少した人も、良い仕事に出会えたり、ここまでメインとしてきた収入とは別の収入ラインを確保できたりして、安定が見込めることでしょう。ただ、好調な時期というのは未来のための投資、行動するための交通費、人脈拡大にともなう交際費なども増える傾向にあるので、収入は見込めても手元には残りにくいかもしれません。むしろ、こうしたものを変にケチケチしてしまうとチャンスロスにつながることも。運のアップダウンというのは大きな影響がありますが、良いも悪いも運の使い方しだい。ここで小さくまとまってしまっては、もったいない時期でもあります。使うときは使う、締めるべきところは締める。そんなふうに、メリハリをつけていけるといいです。当然ながら「ワーイ、収入が上がった〜！！」とばかりに使ってしまっては、小さくまとまる以外の選択がなくなってしまいますので……って、きっと私が申し上げなくてもおわかりですよね。賢く、楽しく、有意義に使っていきましょう。

2021年上半期の吉方位

2月の吉方位　東、北東へのお出かけは発展運を刺激。仕事でも対人関係でも、ベストな方向に動いていくはず。

3月の吉方位　南西マイナスからプラスへ力強く転換するエネルギーをくれるのが南西へのお出かけ、神社参拝で願掛けをしても。

4月の吉方位　南西今月の吉方位も南西です。真面目に頑張る人に恩恵がある方位＆時期なので、気軽にお出かけしてみては。

5月の吉方位　南東仕事運を中心に、スムーズな展開が期待できるのが南東へのお出かけ。現地でホットドリンクを買って飲むと◎。

6月の吉方位　南東、西新しいことをスタートさせるならぜひ西へ。交渉や相談がうまくまとまり、スムーズに進展するはず。

7月の吉方位　北西北西方位へのお出かけは自信がふつふつと湧いてきそう。これまで頑張ってきた自分を信じて前に進んで。

8月の吉方位　西、北西北西は対人運アップに。いい人とのつながりが得られるのはもちろん、意地悪な人は自然と去っていきそう。

四緑木星の基本性格
木々が成長して枝葉を伸ばし、森となっていくように、「みんなとの関係」「みんなのなかの自分」を第一に考えるタイプの人。生真面目ですが物腰は柔らかで、その場にいる人を全員ほんわかとした癒やしで満たしていくようなところがあります。謙虚で相手を立てることが得意なので、目上の人から可愛がられることも多いでしょう。こうした調和を重視する原動力は、実は「誰にも嫌われたくない」という不安。それが強く出すぎてしまうと「人の言いなりになる」「自分の意見がないと思われる」といったネガティブな容姿に変わってしまうことがあります。本来の「調和」の力を活かすには、周囲の人の顔色を伺うばかりでなく、自分の存在や気持ちも尊重するという姿勢は、いつも持っていたいところです。それができるようになれば、人のためを思ってしたことが自分にも返ってくるなど、優しさや思いやりの循環が起こり始めます。試行錯誤した分だけ、生きやすくなっていくでしょう。