くも膜下出血
原因と特徴
くも膜下出血とは、脳の血管にできた瘤が破裂することによって、突然の激しい頭痛や意識障害が起こる病気です。その頭痛は「ハンマーやバットで殴られたような痛み」として表現されるほど強く、意識がもうろうとするなどの意識障害や嘔吐、めまいなどがあらわれます。他の脳卒中の病気と比べ、命の危険性が高いのですが、出血の度合いによって意識障害の重症度が異なり、出血が少量の場合、意識障害がなく頭痛だけがみられるケースもあります。その原因としては、高血圧や喫煙、大量の飲酒などが挙げられ、家族の中にくも膜下出血になった人がいる場合も、発症リスクが高くなると考えられています。
治療
くも膜下出血は極めて危険なので、集中治療と、破裂した動脈瘤をふさぎ、動脈瘤の再出血を防ぐための緊急手術(クリッピング法またはコイル法)が必要。至急、脳外科へ。