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膀胱炎 (ぼうこうえん)

原因と特徴

膀胱内に細菌が侵入し、炎症を起こしている状態を膀胱炎といいます。細菌が腎臓まで届き血液にまで侵入すると、腎盂腎炎を発症する場合もあるので注意が必要です。
膀胱炎は、男性よりも女性に多く発症し、「女性なら一生に一度は発症する」ともいわれています。これは、女性のほうが男性より尿道が短いためだと考えられています。
原因としては、細菌やウイルス以外にも、薬剤性、放射線治療など多岐にわたります。そのほか、疲労やストレス、性的活動なども関与していると考えられています。
膀胱炎にかかると、排尿の際に痛む、頻尿気味になった、尿からいつもとは違う臭いがする、血尿が出る、下腹部で不快感や痛みを感じるなどの症状があらわれるようになります。膀胱炎単体での発症では、発熱をともなうことはありません。

治療

抗菌薬治療を行えば2〜3日で回復することがほとんどです。しかし、自己判断で治療をやめてしまうと、細菌が少しでも膀胱内に残っている場合は、難治性の膀胱炎に進展することもあるので注意が必要です。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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