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咳喘息 (せきぜんそく)

原因と特徴

痰が混じることのない空咳が、8週間以上にわたって続く疾患です。風邪や運動、たばこの煙、飲酒、ストレスなどの要因が組み合わさることが発症の原因とされています。同じように咳が出る疾患の気管支喘息では、ゼイゼイと呼吸音がするような喘鳴(ぜいめい)や息苦しさなどの症状がみられますが、咳喘息は咳以外の症状があらわれないことが特徴です。ただし、咳喘息を発症した後に気管支喘息になる危険性もあります。

治療

一般保険治療では、対症療法としてステロイド吸入薬や気管支拡張薬が治療に使われます。またストレスやたばこの煙を避けるなど、生活環境を整えることも治療におけるポイントです。咳喘息から気管支喘息が発症すると、治療期間が長引いてしまうため、早期に医療機関の受診を検討することが大切です。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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