《1000号スペシャルインタビュー》5年後、10年後の美しさのため、「元気貯金」を始めました!
撮影・青木和義 ヘア&メイク・菊池かずみ 文・越川典子
おしゃれって、究極はバランスだと思う、と大草さん。「そのバランスは自分で探すもの。センスも、良し悪しがあるのではなく、磨いていくもの」
「人生のピークを60歳にもっていく」と話す大草直子さん、現在46歳だ。まだまだと思っているうちに、肌も髪も体形も少しずつ変わってきた。けれど、その変化に思い悩むことなく、むしろ面白がっている。日々、楽しげに自分をアップデートする大草さんの、元気の秘密を知りたくなった。
「ずっと同じで素敵」はありえない。
定番ものこそ、見直す勇気をもつ。
大草さん、よく笑いますね?
「というか、笑っている顔しかない、と言われます(笑)。最近思うんです、きれいだねって言われるより、いつも元気そうだねと言われるほうが、断然うれしいって。私は日焼けするために、年に数回ビーチリゾートに行きますが、そのおかげでシミもシワもあります。でも、大きな口を開けて笑っていると、シミやシワに目がいきますか? 私はいかない。それに、これはシミじゃなくて、星屑なの(笑)」
なんと、ポジティブ! でも、日焼けしたあとは、本気の保湿ケアを欠かさない。変化も慎重に観察している。
「たしかに、年々 “変化” は実感しています。ビーチに行くのも、ビキニを着られる自分でいるため。運動はしないけれど、ホットヨガで思い切り汗を流す時間は私には必要な時間です」
自分が快適でいるために必要なことを吟味し、選んでいるのだ。これは、いわば大人の作法なのかもしれない。
「着こなしひとつとっても、変わってきています。今46歳の私がきれいに見える工夫──たとえば、マイナス1.5kgに見える着こなしって、あるんです」
大人の女性は複雑な記憶そのもの。
だから素材を重ねると美しい。
その一例として、リネンのセットアップを着てくれた(ページTOP写真)。
「ハイウエストで脚が長く見えるし、幅広のベルトで胃のあたりも抑えられる。ウエストマークを恐れちゃダメなの。ジャケットを肩にはおれば、ほら、わからないでしょう?」
そう言いながら、今度はジャケットの上にベルトをきゅっと締めた。
「視覚のマジック。ウエストはここにありますよ! とアピールすると、マイナス1・5kgの上、とたんに女性らしくもなります。こうして(髪に手をやり)さっとまとめ髪にして、アタマを小さくするの……」
おお〜! よりシュッとシャープなラインが目の前に現れた。
「今日はリネンだけれど、着る服の素材選びも、年々大事になってきた要素の一つ。たとえば子どもの肌を思い浮かべてください。すべすべでハリがある肌には、コットンだけ、ウールだけで充分魅力的。でも、大人の女性はそういうわけにはいかないの」
大草さんは、独特の表現で続きを語ってくれた。
「大人の女性って、さまざまな記憶のつみ重ねでできていると思うんです。誰かの手の感触とか、忘れられない景色、悲しいこともつらいこともいっぱい抱えてきた。もちろん、うれしいことも。それらを表現するためには、異素材を組み合わせて、グラデーションを描くようにするんです」
全身シルク、全身リネンではなく、「ぬめり感と光沢のあるシルクに、カシミヤ、そこに上質なコットンを組み合わせるなど、さまざまな素材を、地層のようにレイヤードしていくと、奥深さとか立体感で、着る人を魅力的にしてくれるんです」
自分の人生を託せる色は何色?
決定権はあなたにあります。
大草さん自身、避けてきた色「黒」も積極的に着るようになってきた。
「『あの頃の私が一番よかった』とは思いたくない。今がベスト。もっといえば、60歳をピークにもっていくことが目標。そのためには、自分のメンテナンスをしなければ、と。私はそれを『元気貯金』と呼んでいます」
とくに気になっているのは、髪のケア。放っておくと、「お疲れ感」が満載になるので、手を抜かない。笑いジワはウェルカムだけれど、深く刻まれたシワはやっぱり少ないほうがいい。
「ぱっと女性を見たときに感じるものって、姿勢から感じる強さ。肌から感じるしなやかさ。髪から感じる豊かさ。表情から感じる明るさ。40代からは、それに清潔感を加えたいですね」
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