グンゼ、下着についての悩みや疑問を語り合うキレイラボ ファンミーティングを開催。
撮影・たしろ奈菜恵 文・後藤真子
肌に優しいスキンウェアとして、クロワッサン本誌にもたびたび登場している、グンゼのキレイラボ。そのファン向けイベントである「第2回 キレイラボ ファンミーティング in 東京」が、6月15日、渋谷で開催された。
参加は「キレイラボ アンバサダー プログラム」の登録者限定で、当日は、多数の応募のなかから当選した16名が集まった。全員、事前にキレイラボの完全無縫製ハーフトップの接触冷感タイプと綿混タイプを、モニターとして使用してきている。
会場にはテーブルが4つ用意され、それぞれに参加者4名とグンゼ社員1名の計5名が座るレイアウト。開会と同時にグンゼメンバーの紹介があり、続いて各テーブル内での自己紹介タイムが設けられた。はじめはなごやかに、しかしいくらも経たないうちに、早くもおしゃべりが盛り上がる。キレイラボの製品をどこで買っているか、何の媒体で知ったかなど、盛んに情報を交換し、初対面とは思えないほど話に花が咲いていた。
打ち解けたところで、興味深い催しがいくつか用意されていたのも見逃せない。まずはグンゼの沿革が、プロジェクターを使って紹介される。蚕糸業への取り組みや、現代に受け継がれている創業者の理念など、思わず惹きこまれる内容だった。
そして会場を沸かせたのが、京都フィルハーモニーによるヴァイオリン二重奏。なんと弓には通常の馬の毛ではなく、切ってもほつれないキレイラボの生地が張られているとの説明に、驚嘆の声があがる。演奏前にインナーのネックラインをハサミでカットする実演があり、それを各テーブルへ回しながら美しい二重奏を聞くという、心憎い演出だった。
次に再びプロジェクターで、キレイラボのブランドの説明があり、その後テーブルごとにグンゼのメンバーがハーフトップの特長を詳しく紹介、いよいよ佳境のディスカッションへ。モニターで着用した感想と、「もし自分がこの商品を売るとしたら、どのようにお客様に勧めますか?」がテーマだ。
活発に交わされた意見を、最後にテーブルごとにまとめて発表。「接触冷感タイプはひんやり感があり、汗ばんでもすぐ乾く」「綿混タイプはフィットして肌なじみがいい」との着用感から、「浴衣や着物の下によさそう」「飛行機に長く乗る時にラク」「切ってカスタマイズできるのが魅力」などの訴求点、「ビビッドな色もほしい」といった要望まで、さまざまな声に「そうそう、わかる」と互いに納得、会場は達成感に包まれた。
今回のイベントは、スタッフも含めて男子禁制。日頃、下着について同年代の女性と語らう機会はめったにないだけに、それをオープンに話せる場がいかに貴重で、必要なのかを実感させられた。心地よく、きれいに着られるインナーについて知りたいし、聞きたいこと、語りたいことはいっぱいある。
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