夏に向けてそろそろダイエット、と食事を控えめにしたものの、ほとんど成果なし。炭水化物も油脂も減らしているのに一体なぜ?
その理由は栄養素の代謝を促すビタミンが足りていないせい、と管理栄養士の石川三知さん。
「とくに重要なのはビタミンB群。3度の食事の野菜の量が少なかったり、食材の種類が少ないとビタミンB群をまんべんなく摂ることは難しいんです。また、ごはんやパンなど白い精製食品をしょっちゅう口にするのもビタミンB群不足の原因。精製食品にはほとんど糖質しか含まれていないので、その代謝のためにビタミンB群が不足しやすくなるんです」
栄養学的には糖質の代謝にはビタミンB₁が、タンパク質の代謝にはビタミンB₆が、脂質の代謝にはB₂が主に働くと考えられている。だが、石川さんは特定のビタミン摂取を狙うのではなく、8種類あるビタミンB群を複合的に摂ることが重要だという」。