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自分でできる! 足裏をもんで
毎日を美しく健やかに。【基本編】

日々酷使している足の裏。じつは老廃物が溜まっているかも…。毎日のメンテナンスで健康と美しさを保つ技、教えます。

 

【基本もみ】
大切なのは毎日続けること。忙しいときにはこれだけでも大丈夫。

「時間のないときにはここだけでも」と、KMR式官足法療法院・院長の和智恵子さんがいうのはリンパ腺と5つの基本ゾーン。

「上半身、下半身、そして胸部リンパ腺の反射区をもむことで老廃物が流れやすくなります。また、足裏の腎臓、膀胱、尿道、輸尿管など基本ゾーンは大量の老廃物を排出する尿に作用する臓器の反射区。まずは老廃物を流すための関所と出口のつまりを取り除くというわけです」

左足のリンパを終えたら右足のリンパというふうに左右交互にもんでいくのが基本。

 

【リンパ腺】老廃物が溜まりやすいゾーン。指の腹でぐぐぐーっと。

健康な人のくるぶしははっきりと輪郭を保っているもの。ここが埋もれているようなら老廃物が原因と思っていい。
「足の甲もむくみが出やすい。足をもめば筋や骨の形がはっきりしてきます。一日の老廃物はその日のうちに解消してしまうことが肝心です」

 
1.上半身リンパ腺
外くるぶしの前方の三角形が上半身リンパ腺の反射区。老廃物がなければ大きくえぐれているはずだが、触ってぶよぶよしていたり、くりくりっとしたものを感じるなら老廃物が溜まっている。くるぶしの下から上まで、出っぱりに沿うように親指の腹でかきだすように掘っていく。

外くるぶしの前方の三角形が上半身リンパ腺の反射区。老廃物がなければ大きくえぐれているはずだが、触ってぶよぶよしていたり、くりくりっとしたものを感じるなら老廃物が溜まっている。くるぶしの下から上まで、出っぱりに沿うように親指の腹でかきだすように掘っていく。

2.下半身リンパ線
内くるぶしの前方の三角地帯が下半身リンパ腺の反射区。くるぶしの下から上に向かって、1と同様に指の腹や関節でかきだすように掘っていく。

内くるぶしの前方の三角地帯が下半身リンパ腺の反射区。くるぶしの下から上に向かって、1と同様に指の腹や関節でかきだすように掘っていく。


 
3.胸部リンパ腺
足の甲、親指と人差し指の間の筋が胸部リンパ腺の反射区。骨と骨の間に人差し指以下の指を差し込んで、ぐっと押す。もしくは、人差し指か中指を曲げ、関節を筋に沿ってぐぐーっと老廃物をかきだすイメージで滑らせてもいい。

足の甲、親指と人差し指の間の筋が胸部リンパ腺の反射区。骨と骨の間に人差し指以下の指を差し込んで、ぐっと押す。もしくは、人差し指か中指を曲げ、関節を筋に沿ってぐぐーっと老廃物をかきだすイメージで滑らせてもいい。


 

【基本ゾーン】
腎臓、膀胱、にょうどうなど、尿の出口となるゾーンは棒を使って協力にかきだす。

皮膚の硬い足裏をもむには棒を使うのが効果的。できれば面のある棒を用い、汚れをかきだすイメージで動かす。
「最初に踵の側面にある膀胱と尿道からほぐすことが重要。出口のつまりがとれ、老廃物がすっきり流れていきます。もみほぐすうちに、じょりじょりした感触を感じるようになります。根気よくその部分を削りとっていきましょう」

 
1.膀胱
土踏まずのいちばん端あたりにある膀胱の反射区。棒をしっかり握り、反対側の手で棒の先端を押さえ、しっかり体重をかけながら足のきわから内側に向かって汚れをかき落とすようにして動かす。

土踏まずのいちばん端あたりにある膀胱の反射区。棒をしっかり握り、反対側の手で棒の先端を押さえ、しっかり体重をかけながら足のきわから内側に向かって汚れをかき落とすようにして動かす。

2.尿道
そのまま棒の位置を内くるぶしと踵を結んだ線の中間あたりに移動させ、膀胱の反射区に向かって、ゆっくりと汚れをかきだすように動かす。

そのまま棒の位置を内くるぶしと踵を結んだ線の中間あたりに移動させ、膀胱の反射区に向かって、ゆっくりと汚れをかきだすように動かす。


 
3.腎臓+腹腔神経叢
足裏の中央にある腎臓の反射区、さらにそれを囲む広い範囲の腹腔神経叢を一緒にもんでいく。棒を両手で持ち、ぐっと先端を押し付け、つま先から踵へ向かって少しずつ押し下げていく。老廃物がたまっているとじゃりじゃりという音がすることも。

足裏の中央にある腎臓の反射区、さらにそれを囲む広い範囲の腹腔神経叢を一緒にもんでいく。棒を両手で持ち、ぐっと先端を押し付け、つま先から踵へ向かって少しずつ押し下げていく。老廃物がたまっているとじゃりじゃりという音がすることも。

4.輸尿管
腎臓の反射区から膀胱の反射区を斜めにつなぐエリアが輸尿管の反射区。ずずっとまっすぐに棒を動かすのではなく、小刻みに棒の先端を押し付けながら反射区をつないでいくイメージで。終わったら1、2を再びもんで終了。

腎臓の反射区から膀胱の反射区を斜めにつなぐエリアが輸尿管の反射区。ずずっとまっすぐに棒を動かすのではなく、小刻みに棒の先端を押し付けながら反射区をつないでいくイメージで。終わったら1、2を再びもんで終了。


 

自分でできる! 足裏をもんで毎日を美しく健やかに。続く【準備編】はこちら。
https://croissant-online.jp/topics/37892/

 
 

◎和智惠子さん KMR式官足法療法院・院長/ʼ86年、官有謀さんとの出会いにより、病気を克服し官足法の道へ。足もみ歴34年。著書に『からだが蘇る! 奇跡の足もみ』(宝島社)。

『クロワッサン』901号(2015年5月25日号)より

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