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朝晩3分、骨盤底筋が目覚めてほぐれるエクササイズ

ここが衰えると頻尿、尿もれのほか、膀胱瘤・子宮脱・直腸瘤といった骨盤臓器脱など、女性の生活に大きな影響を与える骨盤底筋。骨盤底筋トレーニングの指導歴30年以上のフィジカルトレーナー・岡橋優子さんに、朝と夜に3分、骨盤底筋を目覚めさせて、しっかりほぐすエクササイズを教わりました。

撮影・中島慶子 ヘア&メイク・遠藤芹菜 文・板倉みきこ

骨盤底筋トレーニングの指導歴30年以上のフィジカルトレーナー・岡橋優子さん。鍛えるだけでなく、しなやかにほぐす大切さも伝えている。

「骨盤底筋は筋肉の中でも、関節をどこも動かさずに使う、まれな筋肉です。骨盤の底部にぶら下がっているだけなので、硬くなりやすく、劣化しやすいという特徴があります」

【朝】積極的に動かして体の奥から目覚めよう!

目覚めた瞬間から内臓を支え、姿勢を支えて体幹を安定させるために活動する骨盤底筋。横隔膜、腹横筋、多裂筋とチームで働くものなので、朝、ちゃんと骨盤底筋を目覚めさせれば、体幹に力が入りやすくなって日中の立ち姿勢が安定し、呼吸も深く入るようになる。「下記のメソッドを行う前に、骨盤を緩める動きを加えるとより目覚めやすくなります。寝床で仰向けのまま両足を上げ、ブラブラ揺らすだけ。ぜひ試してください」

【タオル吸い込み】結び目が骨盤の空洞にはまるよう座る。背筋は丸めず、息を吐くときにタオルを吸い込むイメージで骨盤底筋を引き上げる。5回
【タオル吸い込み】結び目が骨盤の空洞にはまるよう座る。背筋は丸めず、息を吐くときにタオルを吸い込むイメージで骨盤底筋を引き上げる。5回
【タオルつぶし】背筋を丸めず、肩の力は抜いた状態で椅子に浅く座る
【タオルつぶし】背筋を丸めず、肩の力は抜いた状態で椅子に浅く座る
両ひざでタオルの結び目を挟み、背中をまっすぐにしたまま前に倒して「よっこらしょ」のイメージで立ち上がる
両ひざでタオルの結び目を挟み、背中をまっすぐにしたまま前に倒して「よっこらしょ」のイメージで立ち上がる
勢いよく立つと多裂筋や骨盤底筋に力が入らないので、すべての動作をゆっくり。呼吸は止めない。立ち上がって座る、を5回繰り返す
勢いよく立つと多裂筋や骨盤底筋に力が入らないので、すべての動作をゆっくり。呼吸は止めない。立ち上がって座る、を5回繰り返す
【タオルつぶし】背筋を丸めず、肩の力は抜いた状態で椅子に浅く座る
両ひざでタオルの結び目を挟み、背中をまっすぐにしたまま前に倒して「よっこらしょ」のイメージで立ち上がる
勢いよく立つと多裂筋や骨盤底筋に力が入らないので、すべての動作をゆっくり。呼吸は止めない。立ち上がって座る、を5回繰り返す
【タオルほぐし】タオルの結び目を骨盤の空洞部分に当て、両膝を軽く開いて座る。両手は脚の付け根あたりに添える
【タオルほぐし】タオルの結び目を骨盤の空洞部分に当て、両膝を軽く開いて座る。両手は脚の付け根あたりに添える
背筋はまっすぐ、頭の位置はキープしたまま左右の腰を片側ずつ持ち上げ、下ろして骨盤底筋をほぐす。左右各5回
背筋はまっすぐ、頭の位置はキープしたまま左右の腰を片側ずつ持ち上げ、下ろして骨盤底筋をほぐす。左右各5回
背中を反るようにして骨盤を前傾、背中を丸めて骨盤を後傾、この動きを5回繰り返す。
背中を反るようにして骨盤を前傾、背中を丸めて骨盤を後傾、この動きを5回繰り返す。
目線は常に前方に
目線は常に前方に
【タオルほぐし】タオルの結び目を骨盤の空洞部分に当て、両膝を軽く開いて座る。両手は脚の付け根あたりに添える
背筋はまっすぐ、頭の位置はキープしたまま左右の腰を片側ずつ持ち上げ、下ろして骨盤底筋をほぐす。左右各5回
背中を反るようにして骨盤を前傾、背中を丸めて骨盤を後傾、この動きを5回繰り返す。
目線は常に前方に

【夜】ほぐしてリラックスすることを中心に

睡眠中は副交感神経が優位になり、全身の筋肉の緊張が緩むもの。骨盤底筋も日中の強ばりをリリースできる大切な時間になる。ちゃんと緩める体を作ってから眠りにつけば、翌朝の目覚めが爽快に。下記の動きは、お風呂上がりに行うのが効果的。「腰を揺らすと骨盤底筋が緩むだけでなく、子宮も動き、内臓全体のマッサージにもなります。呼吸もゆっくりリラックスを心がけ、全身の緊張をほどいてください」

【うつ伏せ揺らし】うつ伏せになり、肘を曲げて両手で顔を支える。膝を曲げ、両足を揃える。膝はぴったり閉じなくてOK
【うつ伏せ揺らし】うつ伏せになり、肘を曲げて両手で顔を支える。膝を曲げ、両足を揃える。膝はぴったり閉じなくてOK
両足を右側にパタンと倒す。両足は離れていいので、腰が持ち上がらずに倒せるところまで
両足を右側にパタンと倒す。両足は離れていいので、腰が持ち上がらずに倒せるところまで
反対側も同様に。リズミカルに左右に揺らす。腰や膝に痛みがある場合は無理をしない。左右往復5回
反対側も同様に。リズミカルに左右に揺らす。腰や膝に痛みがある場合は無理をしない。左右往復5回
【うつ伏せ揺らし】うつ伏せになり、肘を曲げて両手で顔を支える。膝を曲げ、両足を揃える。膝はぴったり閉じなくてOK
両足を右側にパタンと倒す。両足は離れていいので、腰が持ち上がらずに倒せるところまで
反対側も同様に。リズミカルに左右に揺らす。腰や膝に痛みがある場合は無理をしない。左右往復5回
【膝パカ揺らし】仰向けで両膝を曲げて足を椅子にのせ、膝を開閉。両膝を開くときに骨盤底筋を緩め、閉じるときに締める。5回
【膝パカ揺らし】仰向けで両膝を曲げて足を椅子にのせ、膝を開閉。両膝を開くときに骨盤底筋を緩め、閉じるときに締める。5回
続いて、左右にゆっくり膝を倒す。股関節を左右に揺らすイメージで。パタン、パタンと同じペースで行う
続いて、左右にゆっくり膝を倒す。股関節を左右に揺らすイメージで。パタン、パタンと同じペースで行う
膝を倒すとき、片側の腰が浮かないように。骨盤まわりの筋肉がほぐれるのを感じて。左右交互に5回
膝を倒すとき、片側の腰が浮かないように。骨盤まわりの筋肉がほぐれるのを感じて。左右交互に5回
【膝パカ揺らし】仰向けで両膝を曲げて足を椅子にのせ、膝を開閉。両膝を開くときに骨盤底筋を緩め、閉じるときに締める。5回
続いて、左右にゆっくり膝を倒す。股関節を左右に揺らすイメージで。パタン、パタンと同じペースで行う
膝を倒すとき、片側の腰が浮かないように。骨盤まわりの筋肉がほぐれるのを感じて。左右交互に5回
【ハーフプランク】うつ伏せになり、肩の下に肘がくるように肘を曲げ、手のひらを床につけ上体を起こす。両膝は曲げ、足を交差
【ハーフプランク】うつ伏せになり、肩の下に肘がくるように肘を曲げ、手のひらを床につけ上体を起こす。両膝は曲げ、足を交差
骨盤底筋と腹横筋を締めるイメージで、体を持ち上げる。頭からお尻までのラインがまっすぐになる状態で10秒キープ。3回
骨盤底筋と腹横筋を締めるイメージで、体を持ち上げる。頭からお尻までのラインがまっすぐになる状態で10秒キープ。3回
顎を上げたり、腰を反らせたりしない
顎を上げたり、腰を反らせたりしない
【ハーフプランク】うつ伏せになり、肩の下に肘がくるように肘を曲げ、手のひらを床につけ上体を起こす。両膝は曲げ、足を交差
骨盤底筋と腹横筋を締めるイメージで、体を持ち上げる。頭からお尻までのラインがまっすぐになる状態で10秒キープ。3回
顎を上げたり、腰を反らせたりしない

グッズに頼れば、より簡単で効果的

場所がわかりにくく、鍛えにくい骨盤底筋のトレーニングやほぐしに、グッズの力を借りるのも手だ。あまたある中から、本当に効果が出るものを選びたい。「骨盤底筋のある場所は、特殊な形状をしています。なので、骨盤の空洞にぴったりはまる形状でないと、骨盤底筋に的確にアプローチできません。また、筋トレだけでなく、こわばった筋肉を緩めることにもフォーカスして選ぶといいと思います」。以上の条件を踏まえ、使い方が簡単で継続しやすく、初心者でも安全に使える設計のものの中から、編集部おすすめの2品をセレクトした。

手のひらサイズでほぐして整える 筑波大学による研究成果を基に開発。独特な形のアイテムの底面は、自然と…

手のひらサイズでほぐして整える

筑波大学による研究成果を基に開発。独特な形のアイテムの底面は、自然と骨盤の動きを促すラウンド形状。上に座るだけで骨盤底筋を押圧し効率よくほぐしてくれる。SOKOAGE 7,700円(https://www.makuake.com/project/sokoage)

EMSで骨盤底筋をダイレクトに刺激 人間工学に基づいた立体的なフォルムで、姿勢が整い、電極部が股まわ…

EMSで骨盤底筋をダイレクトに刺激

人間工学に基づいた立体的なフォルムで、姿勢が整い、電極部が股まわりに密着。骨盤底筋に電気刺激が届き、座ったままトレーニング&コンディショニングが叶う。専用スパッツ付き。SIXPAD Perine Fit 8万8000円(MTG TEL:0120-467-222)

  • 岡橋優子

    岡橋優子 さん (おかはし・ゆうこ)

    フィジカルトレーナー

    女性の体に特化した、米国スポーツ医学会運動生理学士、早稲田大学スポーツ科学部非常勤講師。女性医療と提携した運動療法を開発、展開する。

『クロワッサン』1162号より

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