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「コリとは何か」原因と対策──痛みと不調を自分で手当て!

肩コリや腰痛など、年齢を重ねるごとにコリや痛みに悩まされている人も多いはず。また冬は寒さから不調を感じやすい季節。体に違和感があると何をするにも億劫になり、さらに筋肉がガチガチに硬くなって、悪化する可能性があるので放置は厳禁! 自分に合ったコリとりの対処法を見つけて、年齢や季節に負けない体を目指しましょう。

イラストレーション・HONGAMA 文・鈴木恵美

コリとは何か

「コリとは何か」原因と対策──痛みと不調を自分で手当て!

筋肉の緊張により血流が悪くなって起こる自覚症状

肩、首、腰、目など、体の様々な部位に局所的に現れるコリ。そもそもコリとは一体何なのか、健康アドバイザーの福田千晶さんが解説。

「コリは病気ではないため、実は明確な定義がないんです。しかし、筋肉が緊張して硬くなることで血行が滞り、酸素や栄養が不足して、さらに老廃物が蓄積することで現れる症状を“コリ”と呼んでいることが多いです」

コリといっても、肩が上がりづらかったり、腰が重だるかったりと、症状が出る部位や感じ方が違うのはなぜ?

「コリは、毎日の生活習慣の中で筋肉を酷使していたり、負担がかかっている部位に現れやすい。症状ごとの悩みだと女性が肩コリ、男性は腰痛が多い傾向にあります。ただコリはあくまで自覚症状のひとつなので、感じ方には大きな個人差があり、重症度が判断しづらい。慢性的なコリに悩まされている人もいれば、筋肉痛をコリだと認識している人や、凝っているのにそれをコリだと自覚していない人も多くいます」

原因と対策

動かしたり、温めたりして、血行アップがカギ

筋肉が緊張して生まれる局所的なコリ。その原因は、主に2つに分かれる。

「同じ部分の『使いすぎや動かしすぎ』で筋肉が疲労して起こる場合と、座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢を続けて『動かさないこと』で筋肉が硬くなって起こる場合が挙げられます。年齢を重ねていくにつれコリを感じやすくなるのは、加齢によって筋肉が減り筋力が低下していくからです。また内臓の不調やストレスなど精神的な要因からコリを感じる人も少なくありません」

様々な原因で生まれるコリを改善するにはどんな対策が有効なのだろうか。

「『動かすこと』と『温めること』が大事です。運動やストレッチやマッサージなどで凝り固まった筋肉を動かして緊張をほぐしましょう。またお風呂に浸かって体を温めて、溜まった老廃物を流してあげると、血流が改善されコリが解消されます。特にこの時期は、冷えによって血行が悪化して凝りやすくなるので、暖かい服装をして、冷たいものの摂りすぎには注意が必要です」

放置すると…

さらに悪化し、痺れや痛みにつながることも

コリは病気じゃないから気にしなくていいと思っていたら大間違い! 特に何度も繰り返すコリは、“いつものこと”と諦めてしまう人もいるが、放置すると悪化する可能性が高いとのこと。

「何の対策もせずに放置していると、日常生活に支障をきたすほど慢性的なコリになったり、新たなコリを生んだり、痺れや痛みにつながることもあります。また血行不良が長く続くと、動脈硬化になり、様々な病気を引き起こすリスクも高まるため、たかがコリと思わずに早めに対策するのが先決。コリの自覚症状がない人も、自分の体に意識を向けて、ちょっとした違和感や変化を見逃がさないことが大事です」

特に運動量が減って、更年期による筋力低下が著しい40~50代の女性は、一時的なコリ対策だけでなく、根本的なケアも欠かせない。

「筋肉が足りない部分にコリは生まれやすいため、日頃から体を動かして鍛えておくと、コリや痛み知らずの体になり、毎日を快適に過ごせるでしょう」

  • 話を聞いたのは

    福田千晶 さん (ふくだ・ちあき)

    医学博士、健康アドバイザー

    慶應義塾大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学リハビリテーション科勤務を経て、現在はフリーランスの健康アドバイザーとして、講演、執筆、テレビ・ラジオ番組への出演などを中心に活動中。

『クロワッサン』1159号より

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