流行のフォトTシャツでセンスと個性をアピール──大沼こずえの「ずっとの、おしゃれ」
毎月1つのテーマで、装う楽しさを再発見します。今月は「大人のTシャツ選び。」(2)
撮影・葛川栄蔵(hannah) ヘア&メイク・青山理恵(nude.)
こんにちは。スタイリストの大沼こずえです。
夏に重宝する大人のTシャツ選び、後編はフォトプリントがポイントの、いわゆる“フォトT”をご紹介します。
フロントに大きく写真が転写された白いTシャツは、トレンドの大本命。同じプリントアイテムでもイラストやロゴに比べて大人っぽく上品な雰囲気が出せるので、Tシャツなのにくだけすぎない、洗練されたコーディネートに仕上げることができます。
好きなフォトグラファーの作品だったり、気になる風景が収められた写真だったり、またはその時の気分に合う色だったり。選ぶ基準はお好みでいいと思いますが、単色か、多色でも淡いトーンにするとシックにまとまります。
無地Tシャツ感覚で気軽にさっと着こなすのはもちろん、ジャケットなどのインナーにして、前合わせから写真を覗かせてもいいですね。
話はやや逸れますが、このフォトT、トレンドといっても最近登場したわけではなく、昔からあったもの。ただ昭和の時代はいまのように街着としてではなく、ハワイなどリゾート地限定で着る人が多かったように思います。
旅先での一過性のファッションではないので、ペラペラの生地だと大人女性には不相応。肌触りや質感にこだわって、シルエットが美しく着心地のよい一着を探しましょう。
『クロワッサン』1146号より
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