工夫のあるデザインで“似合わない”から脱却──大沼こずえの「ずっとの、おしゃれ」
毎月1つのテーマで、装う楽しさを再発見します。今月は「大人のTシャツ選び。」(1)
撮影・葛川栄蔵(hannah) ヘア&メイク・青山理恵(nude.)
こんにちは。スタイリストの大沼こずえです。
毎年この季節に思うのが「Tシャツ、買い足しておこう」ということ。蒸し暑い日も軽やかに過ごせるコットン素材のカットソーは、何枚持っていてもいいですものね。だからといって夏だけではなく、冬でもインナーとしていろいろと合わせられるし、衣替え知らずのアイテムといえます。
もちろんTシャツなら何でもいいというわけではないので、大人世代はどんなものを選べばいいのかを2回にわたってお伝えしようと思います。
今回紹介するのは、デザイン性のある無地Tシャツ。薄々気づいている方もいると思いますが、シンプルなトップスって年々似合わなくなってくるんですよね……。その一番の理由である“体のライン”を拾わないためには、1カ所でもアクセントがあるものを選ぶといいでしょう。
例えば上で着ているのは、ゆったりしたツイストスリーブが二の腕を覆い、絶妙な着丈がウエスト周りをさりげなく、かつ品よくカバーしてくれる白Tシャツ。
ほかにも、アシンメトリーだったりフレア袖だったり、無地でもどこかに遊びがあれば、手抜き感のないおしゃれなコーディネートに仕上がります。着てみてしっくりきたら、色違いも揃えておくと重宝しますよ。
『クロワッサン』1145号より
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