ワントーンで垢抜けるネイビージャケット——大沼こずえの「ずっとの、おしゃれ」
毎月1つのテーマで、装う楽しさを再発見します。
撮影・葛川栄蔵(hannah) ヘア&メイク・福沢京子
ワントーンで垢抜けるネイビージャケット
こんにちは。スタイリストの大沼こずえです。
年度が切り替わるこのシーズン、重宝するのがネイビーの服。重宝、と言うとただ便利だから着るようなニュアンスも感じてしまいますが、せっかく買うのなら「わくわくするネイビー」を楽しみましょう。
選び方としては、定番すぎるとやや制服っぽくなるので、長めの着丈やカチッとしすぎないフォルムなど、抜け感のあるものを。それなら普段使いもでき、いざという時は組み合わせによってオケージョンにも使えます。
その中から今回、一枚は持っておきたいネイビージャケットを紹介。ツイード、トレンチ風、王道の金ボタン紺ブレと、表情の違う3種のジャケットですが、いずれも汎用性が高く大人の女性なら比較的誰でも似合います。
ここで提案するのは、インナーとボトムスも同じネイビーで揃えるワントーンコーデ。すべての色を統一すると、スタイリッシュで体形もスマートに見えますし、質感が異なるアイテムを組み合わせればメリハリもつき、のっぺりする心配もありません。
あえて外してカーゴ風パンツを合わせても、上品でおしゃれに仕上がるのは、さすがネイビーの底力、ですね。
平成の紺ブレブームから30余年。その良さを知り尽くした私たちだからこそ、堂々と着こなしましょう!
『クロワッサン』1137号より
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