【使ってよかったもの】肌にも心にも効く! 環境にやさしい注目素材が心地よさをもたらす3つの日焼け止め。
文・編集長グンジ 写真・動画撮影・黒川ひろみ
するりとなじんで肌しっとり。快適UVコスメに出合いました!
これから夏に向けて気温も湿度もぐんぐん上昇。肌にも厳しいシーズン、化粧品選びに心地よさは外せないですよね。毎日顔や体に広範囲に使う日焼け止めはなおのこと。
そこで重宝しているのがこのマツキヨラボのUVジェルとUVエッセンスです。どちらもスーッと伸びてベタつかない軽やかなテクスチャー、かつSPF50+の高いUVカット力があり頼もしい! 美容成分によるケア効果も兼ね備え、夜は石けんオフでOKと何かと忙しい毎日にぴったりなんです。
ではまず、ジェルの使い心地からレポート。みずみずしく軽やかな質感で塗り広げてみると伸びのよさはもちろん、あっという間に肌になじむスピードにも驚きます。あれ、もう白くなくなっちゃったという感じ。日焼け止めにありがちなムラづきや白残りの心配もないし、これは嬉しいポイント。伸びがいいから全身にも使いやすいですね。
ちなみに塗ったあとは程よい潤いもちゃんと残っているのですが、その理由は乾燥肌や肌荒れケアに人気のヘパリン類似物質が入っているからだそう。このふっくら感はちょっといいかも。潤いが続いてる!とつい何度も手肌を触ってみたくなります。80gという大きめのサイズは夏のレジャーにも大活躍しそう。
続いてエッセンス。こちらはウォーターベースの白い乳液状です。この通り、なめらかに広がりつつピタッと密着感も高くて肌を守ってくれる!という安心感があります。よりしっとりしたつけ心地を感じるのはエッセンスのほうでしょうか、この辺りは好みで選んでもよさそうですね。
ところでナイアシンアミドという名前、聞いたことがある方も多いのでは? そう、シワ改善と美白のWの効果で今話題の成分ですが、このエッセンスはナイアシンアミド入りというなんとも贅沢な処方。一歩ふみ込んだケアができるのに2000円台とかなりコスパよし。惜しまず使えるので朝のお手入れの最後に日中美容液&下地として愛用中。モチッとしたハリも出てきたようです……!
そしてもうひとつがこちらのUVミルク。私は主に子どもと一緒に使っている、ママ&キッズのサンスクリーンミルクです。ノンケミカルで低刺激、生後6ヶ月の赤ちゃんから使えるとあって肌につけたあとの負担感も膜感も全くありません。それでいて嬉しいウォータープルーフ効果が。外遊び中、子どもたちはなかなか塗り直しができませんから、長持ちしてくれるのはかなり助かります。
そんなわけで期待度高く、早速休日に使ってみたのですが、まず、なめらかなミルクの塗り心地が素晴らしい。スルスル〜と気持ちよく伸びてくれて、塗っている間子どももいやがりません。首の後ろや耳のまわりなどうっかり塗り忘れがちな部分にもくるくるなじませやすく、お出かけ準備はスムーズに完了です。汗や水にも強く、1日中、
湿気の時季になるとどうしても蒸れや肌荒れが気になるものですが、このミルクはアミノ酸系のスキンケア成分も入っていて、敏感な肌を包んでくれる感触がありとても心強い。落とすのもクレンジング不要だし、このやさしさは本当にありがたいところ。
使用感も潤い実感も申し分なし! 確かな効果と肌へのやさしさの理由は植物由来の新素材セレンピアが入っているから。
今回紹介した3つの日焼け止めに共通して入っているのが、こちらの木材由来のセレンピア。さまざまな分野で注目の新素材です。日本製紙の研究によって木材繊維をナノレベルまでほぐすことに成功、髪の毛の10万分の1の細かさで「鉄より軽くて強い」「食品をふんわりさせる」などの特性があり、化粧品に加えると保湿剤や乳化剤としての働きがあるそう。泡立ちをよくする効果から基礎化粧品やシャンプーにも幅広く使われています。
さらにセレンピア®は再生可能な木からつくられています。日本製紙が製品づくりに使う木は植えてまた育てているため、資源の循環にも貢献しているとか。
サステナブルな取り組みから生まれている点もこれからの時代、見逃せないですね。
ところでこの日焼け止め、いわゆるシャカシャカと振る必要はなし。というのも、セレンピアが乳化剤として働き、水分と油分のなじみをサポート。分離しないのですぐに使え、水と油を抱え込んで美容成分を肌にしっかり届けてくれる。だから、界面活性剤フリー処方が叶いやさしいんですね。ささやかながら、その効果をなるほど!と感じる瞬間。
身近な存在の日焼け止めから知ることができた新素材のセレンピア。自然環境に配慮した商品を選ぶことは、微力ながら環境に貢献しているという豊かな気持ちにもなれ、いざ、使ってみると使用感にも大満足! というわけで、この夏はシーンに合わせて3つを使い分け、美肌作りに励みたいと思います。
グンジ
『クロワッサン』編集長。夏も冬も、麺が好き。そして季節を問わず、ビールとレモンサワーを愛する日々を送る。スニーカーやリュックといったスポーティなアイテムをおしゃれに活用するのが目下のテーマ。小学生双子の母でもある。
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