顔ツボ&反射区ケアで手強いシワを攻略。
撮影・中島慶子 イラストレーション・ヤマグチカヨ 構成&文・薄葉亜希子
額の深い横ジワや不機嫌に見える眉間のシワ、年々増える目尻のシワ……。
手入れ法もわからない目周りの3大ジワに、試してみたいのが顔ツボ&反射区ケアだ。肌の不調を顔の反射区によってひもとくフェイスマップ(R)理論を提唱する奈部川貴子さんに教わった。
「足裏に体の臓器とつながる反射区があるのと同じように顔にも反射区があります。シワやシミとして表れる肌トラブルはいわば臓器からのサイン。その原因を見直すとともに、対応するゾーンにあるツボを刺激することで臓器をケア。そこに表れている肌悩みにも利かせていきます」
やり方は綿棒や指を使って押すだけと簡単。まずは左のイラストの目元の反射区&ツボマップにしたがって刺激してみよう。コリがほぐれてスッキリ感も味わえ、クセになること間違いなしだ。
額、目尻、眉間のシワはここをチェック。
反射区ケア
● 眉間
肝臓の反射区。脂っこい食事やアルコール、怒りの感情などが肝臓の負担となり、毛穴を開かせてシワの原因に。この反射区を刺激し、眉間のシワにも働きかける。
● 額
小腸の反射区。腸は脳と深い関係があり、額に深いシワが入ったら精神に負担がかかっている可能性も。このエリアへの刺激は額のシワ改善のほか脳の活性化にも。
● 目尻
胆のうの反射区。目尻のシワがこめかみまでできている場合は、胆のうが弱っている場合も。このエリアへの刺激で胆のうに働きかけるとともに食生活も見直したい。
顔ツボの押し方
顔ツボの刺激には綿棒の大きさがぴったり。しっかり巻かれた硬めの綿棒を用意し、ツボの位置にまっすぐに当てて垂直に押す。5〜10秒ほど押してゆるめるのを繰り返す。上の3つのシワそれぞれに対応したツボから始めてみよう。
毎日のスキンケアに組み込むには?
朝、ツボを押して表情筋の変な"シワ寄せグセ"をリセットしておくと一日の動きが変わる。手入れの最後にクリームなどをつけた後、もしくはシートマスクの上から。まず指を使って眉の上をジグザグにほぐしてから上記のツボ押しを。
専用ツールでさらに効率よくツボ押し。
骨格や細かい筋肉にアプローチする特徴的な形で、効果的にほぐすことが可能。
『クロワッサン』1064号より
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