奇跡の53歳。白川みきさんの「薬指一本」で
肌がきれいになる方法。
クロワッサン最新号『鏡に映る朝の顔から、「にごり」を消す方法』(2016年5月10日号)より、注目記事を厳選してお送りします。http://magazineworld.jp/croissant/
美肌研究家の白川みきさんが行き着いたのは、シンプルなセルフエステ。しかも、スキンケアもマッサージも、薬指だけを使って優しくケアするというもの。きっちりマスターすることで角質層が傷つけず、若々しい肌に。
ぐいと近づいて、至近距離で素肌を見せてもらった。つるつるのピカピカ!なんというなめらかさ、そして、透明感!
53歳という実年齢を疑ってしまうほどの美肌の持ち主、白川みきさん。
「元モデルというと美容皮膚科や高級エステでお金をかけていると思われがちですが、まったくの自力なんです」
2カ所の医療機関で肌の診断を受け、結果を分析してもらったところ、油分と水分量、毛穴の大きさ、キメについて「20代前半に匹敵する」と判定された。レーザーやボトックス注射など美容医療による施術を受けていないことも明らかに。
「もともとアレルギー体質で肌が薄く、肌荒れも起きやすかったので、スキンケアはかなり研究してきました。20代の頃はニキビケアに数十万円を支払ったこともありましたが、行き着いたのは、シンプルなセルフエステです」
独自に編み出したケアの主役は薬指。洗顔やクレンジングのすすぎは、水だけを顔につける要領で擦らない。化粧水も美容液もクリームも、まず手のひらで温め、顔全体を覆うようにして優しくプッシュ。念入りにケアしたい部分には、薬指のみを使ってつける。
薬指なら、理想のタッチでケアができます。
「肌を擦らないのはスキンケアの常識。自分ではそっと触れているつもりでも、意外と力が入っているものです。そこで、5本の指の中で最も力が入りにくい薬指だけを使うのです」
肌の美しさを決定づける角質層は、0・02ミリととても薄く、洗顔やスキンケアがダメージの原因になっていることが少なくない。入念にメイクする場所とシミができる場所は、一致していることが多いという。力の入りにくい薬指でなら、それも防げる。
また、年齢サインが出やすい顔の部位も、薬指によるマッサージで若々しさを維持するメソッドを考案。
「朝晩のスキンケアのときに、横に広がりがちな鼻筋や小鼻、シワやたるみの出やすい目元を薬指でマッサージすると、表情がいきいきとして、若々しく見えますよ」
朝晩のスキンケアの時、薬指を使ったマッサージを。
乳液もクリーム、ファンデも、薬指で優しくつける。
もうひとつ、おすすめのケアが、角質層に磨きをかけるミルク洗顔。
「年齢を重ねると、新陳代謝が乱れ、古い角質層が肌に居座って、肌触りがごわごわしたり、くすんだりしがち。そこで、ピーリングする感覚で週に2〜3回、ミルク洗顔をしています。牛乳に含まれているタンパク質は肌の再生をサポートする働きがあるので、肌がなめらかになります」
牛乳には水分も油分も含まれているのでミルク洗顔後の肌はしっとり。カルシウムの肌荒れ予防効果も期待できる。
「自分で考えたセルフケアをするようになって、肌悩みやトラブルと無縁になりました。肌の若々しさを保つのに大切なのは、お金や手間をかけることではなく、自分にぴったりのケアを積み重ねることだと思います」
◎白川みきさん ●モデルを経て50歳から美容についての情報をブログや雑誌で発信。「日本おリボン党」党首。著書に『美人は薬指からつくられる』(アスコム)
『クロワッサン』924号(2016年5月10日号)より
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