【洗濯機編】見て見ぬふりしてきた汚れは、無駄なく、効率よく落とす。
いよいよ年末。見て見ぬふりをして溜まった我が家の汚れともサヨナラしなければ。気になるあの場所の、無駄のない賢い掃除法をプロに聞いた。
撮影・青木和義 文・板倉ミキコ
【おざなりお手入れで見て見ぬふり】洗濯機の汚れ
洗濯機の裏側を洗浄。
[重要ポイント]お湯を使うこと!
見えない洗濯槽の裏側は、洗剤カス、ホコリや繊維クズが付着。それらを餌にしてカビが一気に繁殖する、恐ろしい環境の場所だ。
「洗った洗濯物に黒い汚れがついた、などという場合は要注意。洗濯槽の裏側が真っ黒になっていて、アレルギーを生む原因になる可能性もあります」
だからこそ洗濯槽は大掃除ではなく、こまめな日々の掃除が肝心。
「紹介する方法は自宅での最善策ですが、汚れの30%が取れる程度。分解できない部分の掃除は素人には無理なので、一度プロに頼むと安心です。一回すべての汚れをリセットすると、自宅ケアがより有効になりますよ」
[使用する道具]
[手順]
[掃除前→掃除後]
[プロに頼んでみると…]
自分ではなかなかできない洗濯槽裏の洗浄もプロなら簡単。洗濯機のカバーを外し、洗濯機を分解。洗濯槽を取り外して丸ごと洗浄してくれるので、カビや石鹼カス、ホコリなど、家庭で取れなかった汚れも一気に除去。取り外せない部分や洗濯機下の洗濯パンもしっかり掃除。最後は部品を組み立てて全体をから拭き。試運転もして安心な状態で戻してくれるのがうれしい。1年に1度やっておけば、日々の汚れ具合も変わってくる。
尾崎 真(おざき・まこと)●おそうじ本舗 商品・サービス開発責任者。ハウスクリーニングのプロ。掃除の技術を研究開発し、常に業界最先端のノウハウを生み出す。マスコミ出演も多数。 https://www.osoujihonpo.com
『クロワッサン』987号より