雑貨屋さんの掃除に学ぶ、日常の簡単モップ術。
撮影・岩本慶三 文・河野友紀
足を踏み入れると、商品数の多さに圧倒されるオギハラナミさんのお店。「全部で1000商品くらいあるかと思います。埃はもちろんのこと、お店なのでドアの開け閉めが多く、砂埃のようなものも入り口付近は気になります。毎朝、マイクロファイバーのモップで商品の上を撫でるように掃除。ツヤッとした素材ほど埃が目立つので、そこは念入りに掃除します」
軽く叩いたり、サッと撫でたり……。日常の簡単モップ術。
動きやすい商品は、ポンポンと優しく叩きながらモップを使い、埃のみを吸着。
ツヤッとしていて色が濃い素材は、埃が目立つ。こちらもすーっと撫でる。
棚の上は撫でるように、雑貨の間を縫うようにモップを動かして掃除をする。
器の形状のものも、中に埃が堆積しがち。モップの先端を使い、内側をそっと拭う。
愛用は無印良品の「マイクロファイバーミニハンディモップ」。商品を傷つけず、優秀。
気になる箇所はこんなアイテムを使って。
棚の拭き掃除には、ハーブ水を使用。水にアロマオイルを数滴たらし、手ぬぐいを入れて絞る。
棚の奥までしっかり拭く。「ミントの香りには、防虫効果もあると聞いたことが」とオギハラさん。
陳列台の天板など、面の部分の掃除に便利なのが、小さな箒。すき間に差し入れて、ゴミをはく。
ホコリを溜めないために、〝隙間なく商品を並べる〞という技を実践しているというオギハラさん。「びっしり並べて〝面〞にしておけば、日常は面を掃除するだけで済みます」
『クロワッサン』953号より
stock 東京都世田谷区経堂2-25-13 ☎︎03・6413・6510 12時~20時(日・祝日~19時)、火・水曜休。タ
●オギハラナミさん コラージュ作家、stock店主/文房具はもちろん、お店の包み紙、果物の袋など、国内外の紙製品をこよなく愛す。5年前に好きな紙製品を集めた雑貨店をオープンし、3年前、現地に移転。
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