【ご褒美・開運旅】蟹取? 星取? 今年の旅初めは魅力再発見の鳥取へ
文・三枝陽子
【カニ】冬の日本海のごちそうは、やっぱり鳥取で
冬の味覚の代表格・カニ。日本海に面する鳥取県は、カニの水揚げ量・消費量ともに全国トップクラスを誇り“蟹取県”との異名を持ちます。11月に解禁される松葉がにをはじめ、長いシーズン楽しめるベニズワイガニなど、種類も豊富。港から近い立地ゆえ、鮮度の高い状態で味わえるのも大きな魅力です。
カニの季節は毎年、毎月100名に鳥取の旬のカニが当たる等の「蟹取県ウェルカニキャンペーン」も展開中。最新の「鳥取かにグルメ」情報や、お得なプレゼントも多数あり、お見逃しなく!
【温泉と星】静かな湯と満天の空に身を委ねて
鳥取には、観光地化されすぎていない良質な温泉地が点在しています。なかでも関金温泉は、古くから湯治場として親しまれてきた名湯。2025年にオープンした「HOTEL星取テラスせきがね」では、その名の通り、湯とともに星空を楽しむ贅沢な滞在が叶います。
光害の少ない鳥取は“星取県”という愛称を持つほど、夜空の美しさに定評あり。澄んだ空気の下で見上げる星々は、日常の喧騒をそっと手放させてくれるはずです。
【小泉八雲】物語を生んだ風景を訪ねて
NHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』をきっかけに再び注目を集める小泉八雲。実は鳥取にも、八雲とその妻セツが歩いた足跡が残されています。中部エリアにある花見潟墓地は、西日本最大級とも言われる海岸沿いの自然墓地。人の営みと自然が溶け合う独特の景観は、民俗学に深い関心を寄せた八雲の感性とも深く響き合います。
さらに理解を深めたいなら、米子鬼太郎空港からも車で40分ほどの島根県松江市にある記念館へ足を伸ばしてみて。旅に文学的な余韻が加わります。
【開運】“よく鳴る”浜と、金運アップの聖地へ
花見潟墓地を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいのが鳴り石の浜。波に揺れる丸石が「カラコロ」と心地よい音を奏でるこの浜は、「良くなる」に通じる縁起の良い場所として知られています。
また県内では、「因幡伯耆国開運神社巡り」も実施中。近年宝くじ高額当選の報告が相次いでいる「金持(かもち)神社」は年間20万人もの人が訪れる人気スポット。他にも「益」「富」「福」「豊」「栄」といった字を冠した神社が多いのですが、「金」は鉄を、「福」は吹くを意味するとされ、出雲〜伯耆地域がたたら製鉄で栄えていたことに由来すると言われています。
【大山】冬景色とともに味わう、静かな感動
冬になると凛とした美しさが増す大山一帯。ハムや乳製品など地域の味覚に触れられるスポットも点在し、春から秋にかけては全国的にも有数のドライブスポットとして知られています。かつて「大神山」と呼ばれた大山の信仰の中心となるのが大神山神社。その奥宮は「日本一長い700mの自然石の参道」など3つの日本一が。雪深い参道を行けば忘れられない初詣となりそう。
麓に建つ植田正治写真美術館では、雄大な自然を背景に、静かで知的な時間を。関西方面からの高速道路の周遊がおよそ半額で利用できる「とっとり満喫ドライブパス」も心強い味方です。
食、癒し、物語、祈り、そして絶景。五感を満たす要素がほどよい距離感で繋がる鳥取県。新年の開運祈願を兼ねた旅先として、候補に加えてみてはいかがでしょうか。