ギフトコンシェルジュ・裏地桂子さんがおすすめする、近江八幡&金沢の風情ある逸品
撮影・清水奈緒 スタイリング・西森 萌 文・熊坂麻美
近江八幡
「三方よし」の精神で知られる近江商人発祥の地。八幡堀の水面に映る白壁の土蔵群、商家建築や明治期の洋風建築が立ち並び、琵琶湖の内湖に浮かぶ水郷の折々の景色も美しい。
近江つけもの山上(やまじょう)
チーズの味噌漬、白菜大葉の重ね
地元・滋賀の食材を風土に合わせた製法で漬ける地漬けと伝統の味噌漬けを作り続けて80年以上。野菜が持つ味を大切にした漬物は大葉がアクセントに、近江味噌を使った味噌漬けは、土地の味わいが生きている。白菜大葉の重ね160g 700円、チーズの味噌漬45g 650円(TEL:0120-359-486)
たねや
ふくみ天平(てんびん)
近江のもち米、滋賀羽二重糯を使って焼き上げた最中種に、自家製餡を食べる直前に挟んで楽しむ、“自分で仕上げる最中”の先駆け。パリパリの香ばしい食感と求肥入りのあんこが紡ぐ味わいは、どんな人も笑顔にする。6個入 1,772円(TEL:0120-295-999)
金沢
加賀百万石の城下町として発展し、江戸期には「天下の書府」と称される文化都市に。兼六園や金沢城跡など歴史的景観が残り、加賀友禅や九谷焼などの伝統工芸も息づく。
髙木糀商店
塩糀、杉桶味噌
建物から道具や製法まで、江戸の創業時のものを受け継ぐ糀店。濃厚な甘みを持つ白糀をベースにすべての商品が作られ、持ち味の違う3種類の味噌や調味料、甘酒は、石川県外にもファンが多い。塩糀250g 648円、杉桶味噌500g 756円(TEL:076-252-7461)
森八(もりはち)
長生殿(ちょうせいでん)
加賀藩三代藩主の創意によって誕生した長生殿は、貴重な徳島産の和三盆を木型で丁寧に打ち上げた雅な落雁。すっと消える口溶けと上品な風味は、400年変わらない製法と原料から生まれる。紅白各2枚入り 1,210円(TEL:076-262-6251)
和菓子 村上
わらび餅、わり氷
金沢の茶の湯文化に根ざした四季折々の甘味を揃える。本わらび粉を丹念に練った「わらび餅」、寒天と砂糖、地元の名水を使った「わり氷」は通年楽しめ、お土産にもちょうどいい。わらび餅6個入り 2,214円、わり氷25g 4袋入り 994円(TEL:0120-800-234)
俵屋
じろあめ
創業は天保元年、金沢で一番古い飴屋。良質な米と大麦だけで作った「じろあめ」は、穀物の自然な甘みが凝縮。蒸されて糖化した米の独特の風味を持ち、そのまま食べるのはもちろん、料理に加えればコクや深みがプラスされる。300g 1,458円(TEL:0120-411-522)
『クロワッサン』1150号より
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