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夏の腸活、朝ご飯には水分たっぷり汁物を。

朝は具だくさんのスープ類で水分と栄養をしっかり摂って、腸の活動を促そう。具材は細かめにカットすることで消化されやすく調理時間も短くなる。

撮影・小川朋央 文・熊坂麻美

かぼちゃと厚揚げの甘酒豚汁

夏の腸活、朝ご飯には水分たっぷり汁物を。

βカロテン豊富なかぼちゃに、豚肉と厚揚げでたんぱく質をプラス。便秘解消を助ける甘酒を加え、まろやかでやさしい味わいに。

【材料(2人分)】
かぼちゃ 100g
厚揚げ 60g
豚バラ肉5 0g
だし汁 1カップ
甘酒 1/2カップ
味噌 大さじ1

【作り方】
1.かぼちゃ、厚揚げは7mm幅の一口大に、豚バラ肉は3cm幅に切る。
2.鍋にだし汁、かぼちゃを入れて中火にかけ、3分煮る。
3.豚バラ肉を加え、煮立ったらアクを取る。厚揚げ、甘酒、味噌を加え混ぜ、温まったら火を止める。

大根入り参鶏湯

夏の腸活、朝ご飯には水分たっぷり汁物を。

夏の韓国で滋養強壮料理として親しまれる参鶏湯。胃もたれを防ぐ大根に、良質な脂質が主成分のクルミが食感を豊かに。

【材料(3人分)】
鶏手羽中 12本
大根 120g
ねぎ 1/2本
生姜 1/2かけ
にんにく 1かけ
クルミ 大さじ1
米 大さじ2
塩 小さじ2/3

【作り方】
1.大根は7mm幅のいちょう切り、ねぎは4cm長さに切り、生姜は薄切りに。にんにくは潰しておく。米は軽く洗う。
2.鍋に手羽中、大根、ねぎ、生姜、にんにく、クルミ、米、水4カップを入れて中火にかけ、アクを取ったら弱火で25分煮る。
3.塩を加え混ぜる。

鶏ささみと夏野菜の3色スープ

夏の腸活、朝ご飯には水分たっぷり汁物を。

消化吸収されやすく、低脂質なささみに片栗粉をまぶして喉越しアップ。栄養豊富な3つの夏野菜で彩りも鮮やかに。

【材料(2人分)】
鶏のささみ 2本
ズッキーニ 1/3本(50g)
黄色パプリカ 1/4個(40g)
トマト 1/2個(80g)
固形スープの素 1個
オリーブオイル 小さじ1
片栗粉・塩・こしょう 各適量

【作り方】
1.ズッキーニ、パプリカ、トマトはさいの目切りにする。鶏のささみは筋を取り、1cm幅のそぎ切りにして軽く塩、こしょうをし、片栗粉をまぶしておく。
2.鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけ、ズッキーニ、パプリカを入れて炒め、しんなりしたら水1と1/2カップ、固形スープの素を加える。
3.軽く煮立ったら、鶏のささみとトマトを加える。再び煮立たせ、塩小さじ⅓、こしょう少々を加えて混ぜる。

かぶと干し桜海老のだしリゾット

夏の腸活、朝ご飯には水分たっぷり汁物を。
桜海老の旨みを煮出してからご飯をサッと煮ることで、べちゃっとしない仕上がりに。
桜海老の旨みを煮出してからご飯をサッと煮ることで、べちゃっとしない仕上がりに。
夏の腸活、朝ご飯には水分たっぷり汁物を。
桜海老の旨みを煮出してからご飯をサッと煮ることで、べちゃっとしない仕上がりに。

胃もたれにも有効なかぶは、ビタミン豊富な茎も活用。腸の働きを促すオリーブオイルとチーズで味わい深く。

【材料(2人分)】
小かぶ 2個(160g/茎50g)
桜海老 大さじ1
ご飯 200g
だし汁 1と1/2カップ
みりん 小さじ1
塩 小さじ1/3
パルメザンチーズ・オリーブオイル 各適量
粗挽き黒こしょう 少々

【作り方】
1.かぶは皮をむいて、8mm角に切り、茎は小口切りにする。
2.鍋にだし汁、かぶ、みりん、塩を入れて中火にかけ、沸騰したら弱めの中火にして2分煮る。
3.桜海老とかぶの茎を加
え、煮立つまで1〜2分煮る。ご飯を加え、全体を混ぜながら1〜2分煮る。
4.器に盛り、パルメザンチーズ、オリーブオイル、粗挽き黒こしょうをかける。

  • 下條絵美

    下條絵美 さん (しもじょう・えみ)

    栄養士

    雑誌などでフードスタイリストとして活動。薬膳の知識も取り入れ、簡単かつ体を労るレシピを紹介。滋味を感じるようなおいしい料理に定評がある。

『クロワッサン』1118号より

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