スマホを置き忘れたら? SMSのリンクを押したら様子がおかしい…。
日常的に気をつけたいことや必要な対策をケース別に紹介します。
ITジャーナリストの高橋暁子さんに教えてもらいます。
イラストレーション・いいあい 構成&文・長谷川未緒
スマホをどこかに置き忘れてしまいました。
→紛失時に役立つアプリを活用しよう。見つからなければ回線の停止を。
スマホが見当たらないときは、GPSの位置情報から捜索しよう。
「iPhoneでは『探す』、Androidでは『デバイスを探す』という純正アプリがあります。位置情報サービスをオンにしたうえで、アプリをインストール。オンにしていればPCなど他のデバイスから位置情報を追跡できます。充電切れやアプリをダウンロードしていなかった場合は、警察署に遺失物届の提出を。生体認証での画面ロック解除等セキュリティが強化されているので、画面ロックをかけておけば悪用されずに届いていることも。届いておらず見つからないときは、携帯電話会社に連絡して回線を停止し、不正利用や情報漏洩を防ぎましょう。キャッシュレス決済サービスの停止も忘れずに」
SMSに届いた不在通知。URLにアクセスしたら様子がおかしい……。
→SMSやメールで届くURLには簡単にアクセスしないで!
有名企業等を騙り偽のサイトに誘導するフィッシング詐欺は、ますます手口が巧妙になってきている。
「ふだん利用しているネットショッピングや銀行、宅配業者等からメールやSMSが届けば開きたくなりますが、『詐欺かもしれない』と思うクセをつけましょう。とくに『引き落としできませんでした』『お届けできませんでした』など、不安感を煽る内容は要注意。URLがあってもクリックせず、自分で公式サイトにアクセスし、アカウントにログインして確認を。リンクを開いてしまっても個人情報を入力したり、記載番号に電話したりしてはいけません。万が一詐欺メールに引っかかり覚えのない請求がきたら、消費生活センターなどに相談してみてください」
『クロワッサン』1115号より