【予防片づけ術4】散らかさないための予防片づけ〜洗面室・洗濯・デジタル編〜
効率の良い家事を日々研究している知的家事プロデューサーの本間朝子さん。散らからないための「予防片づけ」を提案しています。
今回は洗面室とデジタルの予防片付けのコツを教えていただきました。
洗面室
収納方法にワザあり!サンプルの使い忘れなし。

常に目につきやすいようになるから、使い忘れを防げる。

もらいもののティッシュも箱におさめて無駄なく活用。
ポケットティッシュや化粧品のサンプルなどは、自宅で使い切れずに溜まっていきがち。
「化粧品は、普段使っているボトルに同種のサンプルを輪ゴムでセットしておくと、使い忘れません。ティッシュは専用の箱に詰め替え、見た目もスマートに。洗面所の掃除に気兼ねなく使えます」
使いたいときすぐ使え、すぐしまえるようハサミは6カ所に。

洗面所の引き出しの中にハサミが。それぞれ種類別に箱に入っているので取り出しやすい。
「我が家は洗面室、キッチン、デスク、物置きなど、ハサミを6カ所に置いてあります。同じものを数多く持つことのもったいなさより、作業の効率と片づけの面倒をなくすことを優先させています」
洗濯
取り込んでからしまうまで、立ったまま一気に

クローゼットにしまうものと、洗面所に持っていくタオルは別のハンガーに干しておく。
ハンガーごとしまう場所に持っていき、畳む作業も座らずに。
「座るより立ったままのほうが、畳む作業が早く済むんです」
タオルは同じサイズで統一。畳み方も簡単にしてしまう。

フェイスタオルはきちんと重ねて見た目すっきり。
干すのにも収納にも使う、アームを畳めるハンガー。

アームを折り畳め、襟ぐりを伸ばさず使えるハンガー。着るときもワンタッチで外せる。
「畳む手間が省けるし、見た目もすっきりします」
さらに、人ごとに分けず、しまう場所を1カ所にまとめるのもコツ。短い距離と作業で済む。
デジタル
雑誌や新聞はスマホで閲覧。データ保存して情報を管理。


数がまとまってくると、処分が面倒になる雑誌や新聞。
「つい山積みして部屋が雑然とした印象に。そんなときはデジタルで読むというのもひとつの手段。気になる情報は、画面をそのまま取り込んでおけるのも便利です」
スマホアプリで気軽に、あらゆるデータを記録。


本間さんが日常でフル活用している「エバーノート」。
「買い物リストや料理のレシピ、いただいた手紙など、あらゆる画像を取り込んでいます」
検索機能が充実しているので、データ整理が不要なのも魅力。
アプリのポイントカードでお財布の中をすっきり整理。

アプリのポイントカードは、買い物時に専用機にスマホをかざせばOK。デジタルを取り入れることで、物を探す手間や時間も短縮できる。
「増える一方のポイントカードは、アプリ対応しているものなら、積極的に取り入れています。貯まったポイント数を簡単にチェックもできるし、アプリ専用のお得なサービスもあるのでおすすめ」
◎本間朝子さん・知的家事プロデューサー/手抜きをせず無駄な労力を省く“時短家事”がモットー。著書に『幸せを呼ぶ家事「時短」楽しい小ワザ88』(祥伝社黄金文庫)など。
『クロワッサン』898号(2015年2月10日号)より
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