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体の「水を出す」シンプル薬膳鍋──体を温め血行をよくする薬食同源レシピ

食材の持つ力で、コリをためない体を目指そう──中医学の考えから考案した、普段の食材を使いながらも体を温め血行をよくする“薬膳鍋”を紹介。今回は、むくみやすい、頭が重い、関節痛がつらい……といった症状にお悩みの方に、体の余分な「水を出す」鍋レシピを薬膳・発酵料理家の山田奈美さんに教えてもらった。

撮影・福尾美雪 スタイリング・駒井京子 文・松本あかね

水を出す

むくみやすい/頭が重い/関節痛がつらい…

中医学の考え方では気(エネルギー)、血(血液)、水(体液)という3つの要素が体を循環しており、その停滞が不調を招くとされる。

「薬膳ではすべての食べ物に薬効があると考えます。食材を組み合わせ、さまざまな薬効が得られるのが鍋のいいところ。まず血の巡りをよくすることから始め、自分の状態に合わせて気を流したり、余分な水分を排出する食材も取り入れてみてくださいね」と国際中医薬膳師の山田奈美さんは話す。

「血を送る」薬膳鍋レシピはこちら
「気を補う」薬膳鍋レシピはこちら

あさりともやしのピリ辛鍋

体の「水を出す」シンプル薬膳鍋──体を温め血行をよくする薬食同源レシピ

たとえ肌が乾燥していてもお腹がぽちゃぽちゃした感じ、胃もたれしやすい、便が緩いなどの不調があれば、水がたまりやすい体質の可能性が。体の余分な水分を排出するあさりともやし、水分代謝をよくする豆腐をピリッと辛い味付けで。汗をかき、水分を発散すればより効果的だ。

【材料(2人分)】
豚薄切り肉…150g
あさり…100g(砂を吐かせたもの)
もやし…1/2袋
しいたけ…2枚
長ねぎ…1/2本
木綿豆腐…1/2丁
しょうが・にんにく…各1かけ
ごま油…大さじ1
コチュジャン…大さじ1/2
A[酒・醤油…各大さじ2、みりん…大さじ1、水…300ml、塩…ひとつまみ
塩…適量

体の「水を出す」シンプル薬膳鍋──体を温め血行をよくする薬食同源レシピ

【作り方】
1. 豚薄切り肉は食べやすい大きさに切る。もやしは洗って水けを切っておく。しいたけは石づきを取って半分に、長ねぎは斜め薄切りにする。木綿豆腐は水けを切り、4等分にする。しょうがはせん切り、にんにくは薄切りにする。
2. 鍋にごま油を入れて中火にかけ、豚肉、しょうが、にんにく、もやし、ねぎ、コチュジャンを加えて炒める。
3. 香りが立ったらしいたけと豆腐、あさり、Aを加え、蓋をして4〜5分煮込む。塩で味を調える。

春雨団子鍋

体の「水を出す」シンプル薬膳鍋──体を温め血行をよくする薬食同源レシピ

春雨の材料である緑豆には体の余分な水を出す働きがある。同じく水出し作用のある白菜と体を温める鶏の肉団子をコトコト煮込んで、旨みを吸った春雨をたっぷりいただくという趣向。味付けは塩であっさりと。塩分が多いとナトリウムの影響で血流が悪くなるため、薄味を心がけて。

【材料(2人分)】
鶏ひき肉…200g
A[こしょう…少々、酒…大さじ1、醤油・ごま油…各小さじ1、塩…小さじ1/4
長ねぎ…5cm(みじん切り)、しょうが…1かけ(みじん切り)、片栗粉…大さじ1
白菜…1/4株
緑豆春雨…40g
しょうが…1かけ
昆布だし…2カップ
酒…大さじ2
塩…小さじ1
醤油…小さじ1
黒こしょう…少々
ごま油…適量

体の「水を出す」シンプル薬膳鍋──体を温め血行をよくする薬食同源レシピ

【作り方】
1. ボウルに鶏ひき肉を入れ、Aを入れて粘りが出るまでしっかり混ぜ合わせる。
2. 白菜は葉と軸に分け、葉はざく切り、軸は短冊切りにする。春雨は硬めに茹でて水けを切り、食べやすい長さに切る。しょうがはせん切りにする。
3. 土鍋に白菜を敷き詰め、しょうがを散らす。昆布だし、酒、塩を加えて中火にかける。煮立ったら①を8等分してスプーンなどで団子に丸めて落とす。アクを取って弱火にし、蓋をして10分ほど煮込む。
4. 春雨を加え、醤油、黒こしょう、ごま油で味を調える。

  • 山田奈美

    山田奈美 さん (やまだ・なみ)

    薬膳・発酵料理家

    国際中医薬膳師。雑誌や書籍を通した発信のほか、神奈川・葉山の自宅兼スタジオ「古家1681」にて料理教室を開催。最新刊『12か月の薬膳食材帖』(主婦と生活社)。

『クロワッサン』1159号より

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