自慢のポン酢──松田美智子の「くらしの歳時記」
古くから伝わる習慣やしつらい、暮らしの知恵。松田美智子さんが取り入れている“歳時記”を紹介します。今回は「ポン酢」。
撮影・鍋島徳恭
八種の薬味入りポン酢。ねかせて、育てて使います
自分好みの土鍋を開発するぐらいの鍋物好きです。ですから、ポン酢にも私好みがあります。このポン酢は2〜3年試行錯誤して、作ったもの。この作り方になってから約35年! 自分でもびっくり。継ぎ足し継ぎ足しで育ててまいりました。お鍋は食べたい、でも冷蔵庫にポン酢が無い、薬味も無いなんて事もあります。このポン酢があれば、たとえ薬味が無くても美味しくお鍋がいただけます。
加える八種の薬味は様々な役割があります。香り、塩味、甘味、辛味、旨みです。まずはぜひ今回ご紹介する割合で作ってみてください。そして使ううちに好みの薬味をプラスして、自分だけの味にアレンジしてみてください。様々な鍋があるので、食べ方もタレもいろいろですが、私はいつもこのポン酢で落ち着きます。
鍋以外にも、ステーキソース、夏は冷奴に。ノンオイルドレッシングとしても使えて、お客様の評判も上々です。みじん切りが少々面倒ですが、価値あり。お試しを。
穂紫蘇で風味と食感をアップ
煮沸した密封瓶に、醤油2カップ、すだち搾り汁1/2カップ、米酢1カップ、ゆず果汁1個分、ゆず皮1/2個分、けずり節1/3カップ(お茶パックに入れる)、昆布5cm、A[みょうが3個、ピーマン2個、生姜1かけ、にんにく2かけ(すべてみじん切りにする)]を入れる。
穂紫蘇の穂先のみ5〜6茎分を加え、冷蔵庫に入れる。1週間したらゆず皮、けずり節、昆布を取り除き、さらに1週間冷蔵庫に置いてから使う。
減った分の調味料、薬味野菜を足しながら、長く楽しむ。酒を加えて蒸した豆腐にかけても美味しい。
『クロワッサン』1158号より
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