もらってうれしい、あげて誇らしい 日本全国の名品を、ゆかりの人がセレクト 【クリエイター編】
撮影・清水奈緒 スタイリング・西森 萌 文・熊坂麻美
大阪
“このお菓子を食べると懐かしさがこみ上げます”
堀川 波(ほりかわ・なみ)さん イラストレーター。大阪生まれ。おしゃれや暮らしの工夫を綴ったイラストエッセイを多く出版。手工芸作家としても活躍し、籐編みや刺繡のワークショップも開く。
ゼー六(ろく)
アイスもなか
昭和初期からアイスクリンを販売し、その後アイスもなかとして名物に。「昭和の夏の思い出を詰め込んだような懐かしい味! 食べるたび記憶が蘇ります」。バニラ、抹茶、ココア、ストロベリー、小豆 各170〜220円(TEL:072-975-5076)
塩五(しおご)
村雨
大阪・泉州の銘菓、村雨。小豆と米粉を使った竿ものの蒸し菓子で、和泉八景の「貝浦村雨」にちなんで命名された。「子どもの頃、泉州のおじさんがいつも手土産で持ってきてくれました。ほろほろした食感が好き」。150g 600円(TEL:072-422-0055)
兵庫
“離れた地元を思って選んだ自慢できるアイテムです”
よしいちひろさん イラストレーター。兵庫生まれ。神戸大学卒業。20代の約10年間、神戸を中心に過ごす。イラストレーターとして、女性の憧れや“好き”を透明感のあるタッチで描き、雑誌や広告で活躍。日常を発信するSNSも人気。
トアロード デリカテッセン
本店限定ギフト「メリケン」
「昭和初期の創業から神戸の人々に愛され続ける、納得のおいしさ。店構えやロゴもかっこよく、味もデザインも古くならないのが素晴らしい」。パストラミポーク、ロースハム、ボロニアソーセージなど(内容は変更あり)4,860円(TEL:078-331-6535)
ファミリア
リングノート
「ファミリアは洋服、ぬいぐるみ、文具を愛用して一緒に育ってきた存在。このノートは地元で長く子どもたちに愛される『神戸ノート』とコラボしたもの。神戸のシンボルがデザインされ、懐かしい気持ちに」。B6 80枚 1,100円(TEL:0120-078-345)
岡山
“移住して出合った歴史と温もりを宿す逸品”
中川正子(なかがわ・まさこ)さん 写真家。20代から写真家として活動。2011年に家族で岡山に移住。昨年、初のエッセイ『みずのした』(くも3)を出版し、文筆家としても注目される。2作目のエッセイ集を準備中。
須浪亨(すなみとおる)商店
びんかご、鍋敷き
「明治時代から国産いぐさを手で編む技術を継承。いぐさの清々しい香りが味わい深い。ワインをかごに入れてお渡しするととても喜ばれます!」。びんかご 直径7.5×高さ43cm(持ち手含む)2,640円、鍋敷き 直径18cm 2,860円(https://maruhyaku-design.com/)
藤戸饅頭
藤戸まんぢゅう 竹の皮包み
源平合戦の「藤戸の戦い」で亡くなった村人の供養のために供えられたまんじゅうが起源。「ほんのりお酒が香る皮と、なめらかなこし餡が醸す素朴な味が心に残ります。歴史と温もりを感じる品」。10個入り 960円(http://fujito-manjyu.co.jp/)
『クロワッサン』1150号より
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