【手みやげをひとつ】山本山「のりせんべい」──俳優、モデル・優恵さん推薦
撮影・MEGUMI 文・梅原加奈
プライベートでも仕事の場でも、誰かに会うというときには、必ず何か渡せるものを用意しておきたいという俳優、モデルの優恵さん。
「頻繁に会っている友人なら、数百円程度の気軽な小さなお菓子や、最近食べておいしかった調味料などを。久しぶりにお会いする場合や、お礼も兼ねて渡したいときには、これぞというものを探して差し上げることもあります」
そんな優恵さんが、ここ数年気に入ってリピートしている手みやげのひとつが『山本山』の〈のりせんべい〉だ。
「甘いものよりしょっぱいものが好き、という友人が教えてくれたもの。紙すきの手法を用いて作られる薄くパリッとした海苔の中に、これまた薄焼きの品のいいおせんべいが。贅沢に巻かれた海苔の持つ磯の香りが口に広がり、醤油風味のせんべいのパリパリとした食感も楽しい。お子さんから高齢の方まで喜んでいただけますし、木箱に入ったパッケージもお洒落なので重宝しています。フランクに渡せる1箱から、梅風味も混ぜて数箱入りのボックスにしたり、お茶との詰め合わせにしたりと自由に選べるので持っていく先によってアレンジができるのもとても便利なんですよ」
手みやげは、噂を聞きつけたものを取り寄せして吟味することもあるものの、行きやすい距離のお店でお気に入りの品を見つけておくことも大事、とも。
「お取り寄せも楽しいけれど、自分の行動範囲の中で買えるようにしておくと、いざというときに困りません。10代の頃、年上の方との集まりにお呼ばれした際に自分だけ何も考えず手ぶらで行ってしまい、所在ない思いをしたことがあって。その経験から手みやげを大切にしたいと思うようになりました。お渡しすることで、心の距離が縮まりますし、会話のきっかけになるのもいいですよね」
山本山(やまもとやま)
[山本山 ふじヱ茶房]東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋三井ビルディング1F TEL:03-3271-3273 (営)10時30分〜18時(物販)、不定休。元禄3年、茶商として創業した『山本山』。当時、和紙も扱っており、その技術を海苔作りに応用。紙すきの技術で薄くパリッとした食感に。〈のりせんべい〉1箱10枚入り1、296円。オンライン通販もあり。
『クロワッサン』1149号より
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