クロワッサン読者世代の“金銭感覚”調査──お金と健康のバランスをとりながらメリハリのある家計を目指して
イラストレーション・大石さちよ 文・中嶋茉莉花
Q 節約しないといけないと思いつつ、節約できないものは?
Q 自分と子どもの教養や健康のために、毎月いくら使っていますか?
Q 自分のものを買うときの予算は?
Q プレゼントやお年玉の予算は?
Q 衝動買いできる金額はいくらまで?
Q 久しぶりに会う友人とのランチの予算は?
Q 温泉旅館の1泊の予算は?
Q 夫からの誕生日プレゼント、いくらのものが欲しい?
金銭感覚を分析
「自由に使えるお金が減ったことも一因でしょうが、“頑張りすぎなくていい”という世代の空気を反映した結果ともいえます。ファッションや美容には固執しすぎず、清潔感があればいいと考える人も増えたのでは? 一方、知人への手土産や親族間のお年玉を出し惜しみしている感じはしません。常識的で、払うべき場所を理解しています。これまでたくさん使って、お金のかけどころが見えてきたのですね。ただ、これからも、健康や勉強といった自己投資は我慢しないで。自分に価値をつけていくことは、収入や心の豊かさに繋がります。そして40代以降は、お金と健康の曲がり角。どちらもバランスをとりながら、メリハリのある家計を目指しましょう」
丸山さんからの節約アドバイス
「節約は無駄な出費を減らし、必要なところへお金を回すことです。ただ闇雲に節約をするのではなく、優先順位が低いものから見直すとよいでしょう。また、日々のやりくりの中で、買うのではなく作る楽しさなどを見つけられたらしめたものです。トライ&エラーを繰り返してきたクロワッサン世代。購入前にひと呼吸おいて本当に必要かどうかを検討し、同じお金を使うなら何が有意義かを考えて、お金の使い方にメリハリをつけることが、未来のあなたを助けてくれますよ」
[アンケートデータ] ※2025年6月に実施
年 齢 | 40〜70歳
性 別 | 女性
居住地 | 全国
人 数 | 150人(40代、50代、60代以上 各50人)
[回答者の分布]
勤労状況 | 常勤24%、非常勤23%、主婦36%、自営業6%、その他11%
世帯月収 | 30万未満49% 、30〜40万20% 、40〜50万13%、50万以上18%
未 既 婚 | 未婚55名、既婚 95名
『クロワッサン』1146号より
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