ゼリーに羊羹、ジェラート。目にも涼やか、かわいいお菓子

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1. 亀廣永
したたり

京都の小さな和菓子店が作る名物「したたり」は、黒糖、和三盆、水飴を寒天で絶妙なゆるさに固めた棹物。「7月1日から催される祇園祭の『菊水鉾』のお茶会で提供されるお菓子として考案されたもの。波照間産黒糖の甘さは角がなく、冷やして食べると涼を運んでくれます」（柳谷ナオさん）

2. ひつじや
フルーツポンチ

パイン、オレンジ、あんず、キウイ、チェリー、木苺、白玉を杏仁風味の羊羹と合わせた棹菓子。「フルーツたっぷりの羊羹に、レモンソーダシロップをかけて、フルーツポンチを再現。ポップなパッケージはもちろん、味覚的にも楽しさがあり、若い方への手みやげにも喜ばれます」（編集E）

1. 仙太郎
河内熟子（かわちじゅくし）

大きく立派なみかん〈河内晩柑〉を丸ごと器にして、糸寒天、甜菜糖、吉野葛でその果汁を抱き込んだもの。「おみやげに差し上げるのも喜ばれるし、自分用に買って独り占めするのが夏の楽しみです」（みなくちなほこさん）。そのまま味わってもよし、冷凍庫に入れてシャーベットにするもよし。

2. 中村藤吉本店
生茶ゼリイ［抹茶］

京都・宇治生まれ。お茶の繊細な香りと旨みを最大限に引き出した抹茶のゼリーに、上品な小倉餡と、もっちりした白玉を添えた看板商品。「さっぱりふるふるの口当たりと、濃い抹茶の風味、ほどよい甘さの小豆のコンビが絶妙。翌日も白玉が柔らかいままなのがうれしい！」（大平一枝さん）

3. 本家菊屋
レモン羹

奈良で400年以上続く老舗菓子店が手がける、海草由来のカラギーナンと葛で固めた水羊羹。乾いた喉を一瞬で潤してくれる、さっぱりとした甘さ。「クリアなレモン羹に輪切りレモンが浮かび、見た目も味も涼しげ。ぷるんとした食感で、レモンの清々しい香りが広がります」（chicoさん）

4. 宗家 源 吉兆庵
金魚

岡山発祥の和菓子店の涼菓。愛らしい羊羹製の金魚と小豆を浮かべたマスカット風味のゼリー。「見た目はもちろん、味も爽やかで実にみずみずしい。季節感を大切にする世代の方への手みやげにぴったりです。日持ちするので、食べたい時に召し上がっていただけるところもいい」（編集E）

1. 信濃屋食品
オリジナル水羊羹

東京を中心に展開するスーパー『信濃屋食品』の知る人ぞ知る名菓。北海道産小豆と甜菜糖で作る水羊羹は、奇をてらわない純粋なおいしさがやみつきに。「甜菜糖を使っているので、さっぱりとした甘さとなめらかな食感がグッド。お茶はもちろん、コーヒーとの相性も抜群」（矢口紀子さん）

2. 寿々炉（すずろ）
おかげ豆福（とうふ）

青森・弘前発のシュガーレスタイプの和菓子。「還元麦芽糖水飴を使用しているので、砂糖と比べると血糖値の上昇が緩やか。ぷりんと独特の歯切れのよさはもちろん、甘いと感じる一歩手前で引いていく心地よい滋味は暑い日の朝や、食べ過ぎた翌日の胃に優しく染み渡ります」（柳谷さん）

1. Gelato MinNa（ジェラート・ミンナ）
ジェラート

素材の味を引き出しながら、なめらかな味わいになるように創意工夫。「イタリアの三ツ星レストランのレシピを日本の素材で仕上げたベネツィアーノ（手前）が人気No.1。ピスタチオ（中央）も美味。ルビーレッドキウイ（奥）など季節のフルーツフレーバーも旬の味わいが凝縮！」（下井美奈子さん）

2. La Maison du Chocolat（ラ・メゾン・デュ・ショコラ）
バーグラッセ

『La Maison du Chocolat』のチョコレート、『LA GLACERIE PARIS（ラ・グラスリー・パリ）』のアイスクリームのノウハウが融合したバーグラッセが新登場。「4種類のフレーバーがあり、おすすめはピスタッシュ＆カシスで、ピスタチオの中からカシスがとろり。フィヤンティーヌのザクザク感も楽しいです」（下井さん）

3. リーガロイヤルホテル大阪
惑星ジェラート プラネットグラッセ

リーガロイヤルホテル大阪のショコラブティックが、受賞歴多数の『YAYOI TOKYO』のパティシエ、大塚陽介シェフとコラボ。地球、火星、木星、土星の太陽系4惑星を表現した惑星ジェラート。「マーブルで表現した地球や火星などリアルで美しく、食材を活かした味の調和も楽しい」（chicoさん）

4. Gelateria SINCERITA（ジェラテリア・シンチェリータ）
ジェラート

「ジェラートは組み合わせと素材で決まるので、一口食べるだけで、確かなもので作られていることがわかります」（堤 人美さん）。スリランカのオーガニック・ウバ茶を使ったウバティー（手前）や、『ラベイユ』のフランス産はちみつを使ったメルノワ（奥）の定番のほか、限定フレーバーも多数。