「捨て方がわからない」を解決! 編集部アンケートで調査。私はこうして捨てました!
撮影・中島慶子(人物)、黒川ひろみ(物) イラストレーション・いいあい 文・長谷川未緒
着なくなった服は大手アパレルの[衣類回収サービス]を利用しよう。
「『H&M』はどのメーカーの服でも引き取ってくれるうえ、スタッフに声をかけると次回3,000円以上のお買い物で使える500円分のデジタルクーポンがもらえます。『ユニクロ』はユニクロのもののみですが、よく買うインナーや靴下などを持ち込んでいます。子ども服を含め、衣類は漁られる恐れがあるので、なるべくごみとして出さないようにしています。フリマアプリなどに出せば値がつくこともあるけれど、労力や落胆、充分使ったことを考えたら、手放すときはリサイクルボックスにと決めたほうが穏やかな気持ちでいられます」(編集A)
ユニクロ
服の廃棄を減らして、リユース、リサイクル。
回収した服は必要な人に届けるほか、ダウンなどから新しい服を作るリサイクルも。服へ活用できないものは断熱材や防音材などの素材になる。https://www.uniqlo.com/jp/ja/
H&M
世界規模で古着回収サービスを展開中。
世界中の店舗でブランドや状態を問わず回収。回収後は古着として再販売、清掃用品などに再利用、断熱材等に活用されている。https://www2.hm.com/ja_jp/index.html
読み終えた本は[災害支援など寄付]に役立てる。
「たまるいっぽうの本、以前は買取サービスを利用していましたが、最近はもっぱら寄付するように。本を寄付というと施設などに送る方法が思い浮かびますが、長野の古書店『バリューブックス』が行っている〝チャリボン〞は、こちらから送った本を査定してくれて、その金額を寄付してくれるシステムです。
支援する団体もたくさんある中から自分で選べますし、お金を寄付するのは躊躇しますが、本なら太っ腹になれます」(ライターH)
バリューブックス
本をお金に換えて寄付。
申し込み後、宅配業者が集荷に来てくれる。値段がつくかわからない本は、スマートフォンで撮影して「おためし査定」をすることも可。https://www.charibon.jp
[「ご自由にどうぞ」ボックス]の設置という手も。
「家具を処分する際、粗大ごみの予約が取りにくかったので〝ご自由にお持ちください〞と家の前に出したら、2日目に引き取り手が。貼り紙は手書きを避け、夜間はしまい、私有地から出ないように注意しました」(編集A)
「捨てるのはもったいないけれど売るほどでもない器を〝ご自由にどうぞ〞と玄関前に置いたら半分に。残った半分は誰も欲しがらないようなものなのだと、潔く捨てることができました」(ライターH)
*ごみの分別は自治体のHPなどで確認を。またサービスは終了・変更することがあります。
『クロワッサン』1138号より
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