アクセス、空間、お風呂に食事。大人の旅に“ちょうどいい”京都の宿

歴史を感じながら、束の間の時間旅行。

2022年、安藤忠雄氏が設計監修を手掛け、任天堂の旧本社社屋がホテルとしてリニューアル。外観、エントランス、ロビーなど、いたるところに当時の面影が色濃く残り、ノスタルジックで重厚感溢れる意匠と空間をたっぷりと味わえる。

「昭和の名建築の中で過ごす時間は格別。館内の歴史を辿るガイドツアーに参加すれば、束の間のタイムスリップ気分も楽しめます。近くにある銭湯の入浴券をもらえるのも粋な計らい」（編集Y）

◆京都市下京区鍵屋町342　
TEL.075・353・3355　
京阪本線「七条」駅から徒歩約5分、京都駅からタクシーで約6分。
オールインクルーシブプランの場合、2名利用1泊1室朝食・夕食・飲み物・軽食付き10万円〜。

京都の伝統工芸品に囲まれた空間。

食・音楽・アートがコンセプト。客室には、西陣の引き箔を用いた家具や、清水焼の照明や小物が置かれ、京都らしさを身近に感じられる。

「アメニティもこだわり尽くし。人気焙煎所のドリップバッグ、今治タオルや〈アトモスフェール・ジャポン〉のルームウェア、漆塗りのハンガー、〈Osaji〉のバスアメニティなどが揃います。朝食は併設ベーカリーの焼きたてパンをビュッフェで。夜は屋上のバーで市内を一望できるのも贅沢！」（編集N）

◆京都市東山区五条橋東4・450・1　
TEL.075・323・7120　
京阪電車「清水五条」駅から徒歩7分、京都駅からタクシーで約10分。
2名利用1泊1室3万円〜。

駅から雨に濡れずに行ける抜群のアクセス。

大浴場や展望デッキ、1、2階には商業施設も併設、さらには「茶の湯」体験もできる充実ぶり。

「すぐ近くに京都市中央卸売市場があり、朝早く見学に行くのも便利でした。レンタサイクルや広めの部屋（上写真・定員1〜4名の「エミオンフォースルーム」）もあるそうなので、今度は家族との旅行でも泊まってみたいです」（編集M）

話題のアートスポットで過ごす京都ステイ。

シアトル発のライフスタイルホテルのアジア1号店。建物は旧京都中央電話局を改修、再生している。

「京都出身だと京都で外泊する機会がないので、帰省を1日早めて1泊しました。ロビーから部屋までとにかくおしゃれで、バスアメニティは〈uka〉、さらにイタリアン、メキシカン、アメリカンとレストランが3つもあって、連泊したかった!」（カメラN）

京都の中心に佇むハイクラスホテル。

1988年創業、御所そばの閑静な住宅地に立ち、周囲には世界的文化遺産も点在する。

「御所のすぐ近くで、静かでゆったりとした時間が流れます。ちょっとリッチな和食の朝ごはん、寝心地最高のベッドなど満足度が高い滞在に。3月下旬から4月上旬には、桜の名所ツアー付きプランもあるそうなので、春の旅行計画を立てようかな」（編集H）

全室に檜葉風呂完備、長期滞在にも。

酒造「キンシ正宗」の販売所だった築100年の町家を改修した、全48室のホテル。

「キンシ正宗の清酒がフリーフローとして用意されていたり、すべての部屋に檜葉の浴槽が備わっていたりと、非日常感を味わうには最適の宿。朝食には祇園の舞妓さん御用達『コーヒーショップ ナカタニ』のサンドイッチなどもあります」（編集F）