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【しば漬チャーハン】京都の食材をおみやげに。脇雅世さんに教わる簡単レシピ

料理家の脇雅世さんが京都に居を構えてもうすぐ2年。地元で見つけた、とっておきの食材と、その味を活かしたひと手間でできるレシピを教わりました。

撮影・黒川ひろみ スタイリング・渡邉美穂 文・齋藤優子 撮影協力・渡邉敦子

しば漬チャーハン

【しば漬チャーハン】京都の食材をおみやげに。脇雅世さんに教わる簡単レシピ

【作り方】
フライパンに油大さじ2を入れて火にかける。予熱がかかったら溶きほぐした卵2個を入れ、大きく混ぜながら半熟に火を通し、取り出す。ボウルに温かいご飯400gに塩小さじ2/3、こしょう少々、九条ねぎのみじん切り大さじ3、粗みじんに切ったしば漬適量を入れておく。先のフライパンに油大さじ1を加えて火にかけ、ボウルの中身を入れて混ぜるように炒め合わせる。全体が薄くピンク色になったら卵を戻し入れ、よく炒め混ぜる。

木屋町|京つけもの村上重(むらかみじゅう)本店 しば漬
上鳥羽産(かみとば)産 九条ねぎ

夏野菜を赤紫蘇で塩漬けしたしば漬は、千枚漬、すぐき漬と並ぶ京都三大漬物のひとつ。千枚漬が名物の183…

夏野菜を赤紫蘇で塩漬けしたしば漬は、千枚漬、すぐき漬と並ぶ京都三大漬物のひとつ。千枚漬が名物の1832年創業の老舗漬物店がしば漬にするのは、キュウリ、ナス、ミョウガなど。

「ほどよい酸味と旨味があるので、チャーハンの味付けも塩、こしょうで充分。ピンク色になるので、京野菜である九条ねぎの青い葉が映えてきれい。刻んで玉ねぎと一緒にマヨネーズであえてタルタルにしても」

●京都市下京区船頭町190 
TEL.075・351・1737 
営業時間:9時〜19時 無休


脇雅世さんが、縁あって京都・西陣に第2の家を構えたのは、2023年6月。以来、月に一度は京都に赴くようになって気づいたのは、昔ながらの家族経営の小売店がまだ元気なこと。

「中でも驚いたのは、豆腐店の多さ。先日も友人4人で近所の豆腐店の商品を持ち寄り、食べ比べしたほど。濃さやキメなど、店の数だけ個性がある。やはり、水の軟らかさが大きいのか。豆腐に限らず、生麩、野菜、味噌と、固有の食材が多く、つい手が伸びてしまい、冷蔵庫がもうパンパンです」

そんな地の食材の情報をレシピつきでお裾分け。保冷バッグ持参で巡りたい。

  • 脇 雅世

    脇 雅世 さん (わき・まさよ)

    料理家

    東京・神楽坂で料理教室を主宰。一昨年、京都の築100年超えの町家をリノベーションして第2の家に。料理教室も行っている。

『クロワッサン』1137号より

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