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【おからのタブレ】京都の食材をおみやげに。脇雅世さんに教わる簡単レシピ

料理家の脇雅世さんが京都に居を構えてもうすぐ2年。地元で見つけた、とっておきの食材と、その味を活かしたひと手間でできるレシピを教わりました。

撮影・黒川ひろみ スタイリング・渡邉美穂 文・齋藤優子 撮影協力・渡邉敦子

おからのタブレ

【おからのタブレ】京都の食材をおみやげに。脇雅世さんに教わる簡単レシピ

【作り方】
おから150gをボウルに入れる。さっと茹でたにんじん50g、生の大根50g、生のかぶ1個、ピクルス30g、玉ねぎ30gをそれぞれ5mmの角切りにし、生の春菊を刻んだものとともにボウルに加える。塩小さじ1/2、こしょう少々、ホワイトバルサミコ大さじ2、オリーブ油大さじ4を入れ、全体をよく混ぜ合わせる。

御所西|豆徳屋 おから

500g 50円。
500g 50円。

若き5代目が地下から水を引いて豆腐を作っている、御所西で100年以上続く豆腐店のおから。

「個人経営の豆腐店は、大量生産の豆腐に比べて、大豆の挽き方が粗めで、搾り方も甘い。その分、搾った後に残るおからも、大豆の風味が強い。だからこそ、煮ないで、生のまま使ってもおいしいんです。今年の新年会で、クスクスの代わりにここのおからでフランスでおなじみのサラダ、タブレを作ってふるまったところ、大好評でした」

●京都市上京区山本町90・1 
TEL.075・431・0727 
営業時間:10時〜19時(土曜〜13時) 日曜・祝日休


脇雅世さんが、縁あって京都・西陣に第2の家を構えたのは、2023年6月。以来、月に一度は京都に赴くようになって気づいたのは、昔ながらの家族経営の小売店がまだ元気なこと。

「中でも驚いたのは、豆腐店の多さ。先日も友人4人で近所の豆腐店の商品を持ち寄り、食べ比べしたほど。濃さやキメなど、店の数だけ個性がある。やはり、水の軟らかさが大きいのか。豆腐に限らず、生麩、野菜、味噌と、固有の食材が多く、つい手が伸びてしまい、冷蔵庫がもうパンパンです」

そんな地の食材の情報をレシピつきでお裾分け。保冷バッグ持参で巡りたい。

  • 脇 雅世

    脇 雅世 さん (わき・まさよ)

    料理家

    東京・神楽坂で料理教室を主宰。一昨年、京都の築100年超えの町家をリノベーションして第2の家に。料理教室も行っている。

『クロワッサン』1137号より

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