好きなことで独立起業、ずっと“私らしさ”で生きていくーーひとり出版社・藤川明日香さん
答えはすでに自分の中に。一番好きなことを見つめ直し、第二の人生が始まった藤川明日香さんの日々を追いました。
撮影・徳永 彩 文・松本あかね
新刊のプレスリリースについてPRの平田貴子さんと打ち合わせ
「藤川さんは大手出版社から独立しても、人や情報に対し真摯に接する、礼儀正しく落ち着いた佇まいはそのまま。お互い仕事のことで相談したり、プライベートでも飲みに行ったりしますが、いつもお話しすると安心します。今まで関わった方との接点を保ちつつ、新しいコミュニティに積極的に参加し、自分の輪郭を広げる姿は、同じく起業した立場として学びになることが多いです」(平田さん)
書店さんへの挨拶回りも大切、今日は不動前の『フラヌール書店』へ
「うちは大人の女性のお客さまが多いのですが、藤川さんの作る本は、同性のお客様に支持される感じがします。バリバリのロールモデルというより、共感を持って読める女性像が具体的に描かれているからではないでしょうか。版元さんと書店の関係ですが、自社の本を売る話ではなく気になった装丁について質問したり、聞きたいことを率直に聞く面白い人だなと思います(笑)」(久禮さん)
フラヌール書店
東京都品川区西五反田5・6・31・102
TEL.03・6417・0302 水曜、第1・3火曜休
『クロワッサン』1126号より
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