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豚こま、豆苗、もやしのナンプラー煮【市瀬悦子さんの失敗知らずの重ね煮レシピ】

素材を切って重ねて、蓋をして火にかける重ね煮。プロセスはほぼ3つのみ、なのにここまでおいしいなんて! と驚くこと、うけあいです。

撮影・小林キユウ スタイリング・中村弘子 文・長谷川未緒 撮影協力・UTUWA

豚こま、豆苗、もやしのナンプラー煮

家計にやさしい節約メニュー
家計にやさしい節約メニュー
作り方1
作り方1
作り方2
作り方2
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家計にやさしい節約メニュー
作り方1
作り方2

家計にやさしい節約メニュー。ナンプラーとレモンを使うことで、エスニック風の新鮮な味。もやしはヒゲ根を取ったほうがしゃきしゃき感を味わえるが、そのままでもOK。

【材料(2人分)】
豚こま切れ肉…150g
豆苗…1パック(正味100g)
もやし…大1袋(250g)
A[ナンプラー 大さじ1 酒 大さじ1 塩 ひとつまみ 粗びき黒こしょう 少々] 
水…大さじ2
レモン(くし形切り)…2切れ

【作り方】
1.
鍋に、3等分に切った豆苗、もやしの順に入れる。
2. Aをもみ込んだ豚肉をのせる。
3. 鍋のフチから水を回し入れて中火にかけ、蒸気が上がったら蓋をして6分ほど煮る。ざっくりと混ぜ合わせて器に盛り付け、レモンを添える。


料理研究家の市瀬悦子さんが紹介してくれたのは、食材の選び方や切り方等の工夫で、長時間煮込まなくてもおいしく作れる重ね煮料理の数々だ。

「下味をつけた肉や魚を野菜の上に広げ、最小限の水分を加えて蒸し煮にします。この水分量は何度も試作を重ねて調整していますから、守っていただけるとうれしいです。肉や魚から出る旨みが全体に行き渡り、野菜もたっぷりいただけますよ」

作り方はいたって簡単。材料を煮えにくい野菜から順に鍋に重ね入れたら、最初は蓋を開けたまま加熱し、煮立ったら蓋をして10分ほど煮込めば完成だ。火加減や調味料を加えるタイミングなどを気にしなくていいため、気持ちがラク。朝、朝食やお弁当を作るついでに仕込み、冷蔵庫に鍋ごと入れておいて、帰宅後に煮て食べることも可能。その場合は、レシピの最後に加える水分を火にかける直前に加えよう。先に鍋に入れておくと、野菜がくったりしすぎてしまうからだ。

「鍋ひとつで調理するので洗い物が少なくて済み、蓋をして煮るのでキッチンも汚れにくい。忙しい日のお助け料理としてぜひ活用してください!」

蓋がぴったり閉まるタイプの鍋を使うこと。2人分なら直径20〜22cmの鍋が最適。
蓋がぴったり閉まるタイプの鍋を使うこと。2人分なら直径20〜22cmの鍋が最適。

失敗しない重ね煮のルール

・煮えにくい野菜が下、肉・魚は上に。
・水の量はきちんと量る。
・火が通りやすいよう切り方を工夫する。

  • 市瀬悦子

    市瀬悦子 さん (いちせ・えつこ)

    料理研究家

    食品メーカーに勤務後、料理研究家のアシスタントを経て独立。『目で見てわかる!「材料入れて煮るだけ」レシピ』(主婦と生活社)など著書多数。

『クロワッサン』1129号より

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