争奪戦必至のレア&限定の逸品 話に花咲く、最旬手みやげ
撮影・砺波周平 スタイリング・肱岡香子 構成&文・一寸木芳枝
【争奪戦必至のレア&限定の逸品。】
上・ザックスフォックス|チージィーポッシュ
アイコニックな缶デザインも話題の的。
「〝あのお菓子!と、すぐに会話の中心に。」(織物作家/上杉浩子さん)
発売は毎週火曜、土曜、日曜の18時からで、すぐに完売になることもざら。「なかなか買えないものであることを知っている方は、〝あの!〞と盛り上がり、初めての方はまずパッケージのかわいさに盛り上がり、両者とも最後はそのおいしさで盛り上がる。誰もが笑顔になってくれるので、頑張って手に入れるかいのある手みやげです」(上杉さん)。
クッキー18枚、レモンメレンゲ約13g 3,780円(チージィーポッシュhttps://cheesysweets.jp/)
左・銀座 菊廼舎(きくのや)|冨貴寄(ふきよせ) 開運干支缶
社交の場に華やぎを添える甘い宝石箱。
「開けた瞬間の感動を何度でも。」(スタイリスト/福田麻琴さん)
季節ごとに発売される〈四つの季節缶〉のうち、年末年始にかけて販売されるのが一番人気の〈開運干支〉。2025年は巳年ゆえ、金運をもたらす繁栄の象徴、蛇が中央に。「缶を開けた瞬間、〝わ〜!〞と必ず歓声が上がります。カラフルな色使い、バラエティ豊かなお菓子、季節を感じさせるデザインや仕掛けが素晴らしい。みんなの驚いたり喜んだりする顔が見たくて、よくギフトにします」(福田さん)。
170g 2,160円(銀座 菊廼舎 TEL.03・5658・7918)
右・おやつのじかんkiki|季節のクッキー缶
愛らしいビジュアルにほっこり癒やされて。
「子どもが安心して食べられるおやつ。」(料理家、作家/樋口直哉さん)
徳島県阿波市で作られる完全予約制の焼き菓子屋さん。作り手の西渕利江さんがひとり焼きあげるクッキーがぎっしり詰まった〈季節のクッキー缶〉を毎月楽しみにしている人も。「いい材料で丁寧に作ると、クッキーってこんなにおいしいんだと驚きました。ビジュアルもかわいくて、開けた瞬間、絶対にときめきます(笑)」(樋口さん)。
約200g クリスマス缶2,700円(おやつのじかんkiki 公式インスタグラム:@oyatsunojikan_kiki)
北白川糕團店(きたしらかわこうだん)|パイナップルケーキ
中国出身の店主が作る優しい中国菓子。
「これまで食べた中で人生ナンバーワン!」(ライター/大和まこさん)
京都・北白川に7月にオープンした完全予約制の中国茶葉と菓子、茶器を販売するお店。「オンラインでもすぐ完売してしまうパイナップルケーキは、甘すぎず品よく、サクッとした生地の食感にパイナップルの爽やかさが光ります」(大和さん)。放牧ジャージーバター、平飼い卵、国産チェダーチーズなど、素材にこだわる。店では焼き菓子に合わせた中国茶も提供。
レモンの森|しっとりレモンケーキ ウィークエンドシトロン
国産レモンのみを使用した手作りケーキ。
「爽やかな味わいの隠し味はトンカ豆。」(編集N)
販売日時は不定期で、その都度インスタグラムで告知。「それもすぐ売り切れてしまうので、なかなかたどり着けず。スイーツ好きの間で話題になっていただけに、ようやく購入できた時は感動。アイシングのかわいらしさとは裏腹に、レモンの酸味がしっかり効いていて大人も大満足。レモンの旬は冬のこれからということで、また頼むのが楽しみです」(編集N)。
赤坂おぎ乃 和甘(わかん)|あずきマスカルポーネ(手前)、 期間限定 生どら焼き(奥)
東京・赤坂の日本料理店『おぎ乃』監修の生どら焼き。
「和と洋が融合した新感覚のスイーツ。」(フードライター/小寺慶子さん)
目の前で職人が一枚一枚丁寧に焼く生地はふわふわ。北海道十勝の小豆餡と軽やかなクリームを挟むと、まるで洋菓子を食べているような気分に。週末は昼過ぎには売り切れることも。「〝買いに行ったけれど売り切れていたのでうれしい!〞と喜んでいただけること多々。毎月、季節限定で販売される商品も楽しみです」(小寺さん)。
ベイクショップ ビアンベイク|カヌレ ド ボルドー
定番の枠を超えたおいしさに脱帽。
「ひと口でみんなを虜にする安定感。」(編集F)
石川県金沢市に店を構える焼き菓子専門店。オンラインで購入可能だが、常にあるとは限らない。「東京での催事で出合って以来のファン。カヌレはひと口食べると〝なにこれ、おいしい!〞とみんな食いつきます。ひと口目のガリッとした歯応えと香ばしさ、ほどよいモチモチ感、そして噛み締めると鼻から抜けるバターとかすかなラムの香り、どれもパーフェクト」(編集F)。
『クロワッサン』1131号より
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