吊るせば服選びも洗濯もラク、プロのクローゼット収納アイデア。
撮影・青木和義、黒川ひろみ 構成&文・恩田貴子
【クローゼット】吊るす収納で洗濯も服選びもラクに。
宇高さん、本多さんともに、服は吊るす収納。シーズンオフのものは衣装ケースに入れ、クローゼットの上部や下部に置いている。
「トップスはハンガーで干し、乾いたらそのままクローゼットへ。吊るす収納はたたむ手間が省けるうえ、ひと目で見渡せるから、服選びに迷いません」(本多さん)
ハンガー選びも重要だ。
「服をサッと取り出したい人には、すべりにくいタイプのハンガーは不向き。小さなことですが、ハンガーひとつで朝のストレスが軽減できますよ」(宇高さん)
色別にかけると戻す場所に迷わない。
「アイテムごとに服を整理している人が多いのですが、私は色で服を識別するタイプ。ざっくり色別にかけたほうが、取り出すのも戻すのもラクなんです。自分にとってのやりやすさを追求することが、片づいた状態をキープするコツ」(宇高さん)
適正量の見分け方
1人1つ一時置きがあると 散らからない。
「一度着ただけでは洗濯しない服は、クローゼットの扉にかけたフックに吊るし、湿気を飛ばしてからクローゼットへ」(宇高さん)。一時置き場は、毎日服を脱ぐ場所に作ると服が散らからない。
夫のものは投げ込み収納。
「夜間に洗濯物を干し、翌朝1人1個ある家族のクローゼットを回るのですが、その際に片手でしまえるよう、夫の靴下とハンカチは投げ込み収納に。靴下は同色で揃えているので、特別仕切らなくても迷子になりません」(宇高さん)
小物は壁面を最大限利用する。
「壁面には有孔ボードを取り付けて夫の帽子やネクタイを。壁にはプラントスタンドをネジ留めし、バッグを収納。扉につけるフック(右参照)は安定感があり、取り出す際にグラつきません」(本多さん)
礼服は奥にスペースを作る。
「使用頻度の低い礼服は、クローゼット奥のわずかなデッドスペースを利用して収納しています」(宇高さん)。壁に貼りつけたフックに、バッグとともにかけて収納すれば、いざというときに探す手間が省ける。
私たちのクローゼットはこんな感じ。
•宇高さん
•本多さん
*掲載商品は店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります。
『クロワッサン』1090号より