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ミュージシャン・小宮山雄飛さんが愛用する料理道具。

男性の道具選びには、彼らならではのこだわりがあるはず。偏愛する道具との出合いのきっかけやお気に入りのポイントを聞いた。

撮影・三東サイ 撮影協力・AWABEES(TEL.03-5786-1600)

料理のこだわりをとことん追求するための強い味方。

ミュージシャンであり食通としても知られる小宮山雄飛さん。

「料理は大好き。でも、一から全部やるのは時間もかかるし大変。そこで頼りになるのが便利グッズなんですね。料理を深く突き詰めるためのグッズも、ラクをするためのグッズも、両方持っていますよ」

家電やグッズの情報は常にチェック。特に海外で流行っているものには関心が高いよう。

「情報収集は海外のネット記事と、最近ではネットフリックスのドキュメンタリー番組が中心。海外の食事情を扱った番組がけっこう多くて、食のトレンドを知るには便利です」

気に入ったグッズはとりあえず買ってあれこれ使い方を試してみる、というのも小宮山さん流。

「オムレツが作りたいとか、よく切れる包丁がほしいとか目的からグッズを探し始めます。気になったものがあればアマゾンやアウトレット、専門店に行ってみることも」

料理の楽しさは、物選びから始まっている。

手入れをすれば長く使えるところに惚れて。

小宮山雄飛(こみやま・ゆうひ)さん●ミュージシャン。1973年、東京生まれ。音楽ユニット・ホフディランのヴォーカル&キーボードとして活躍する傍ら、食に関する著書を多数出版。渋谷にあるレモンライスの専門店のオーナーを務める。
小宮山雄飛(こみやま・ゆうひ)さん●ミュージシャン。1973年、東京生まれ。音楽ユニット・ホフディランのヴォーカル&キーボードとして活躍する傍ら、食に関する著書を多数出版。渋谷にあるレモンライスの専門店のオーナーを務める。

丸っとした形が愛らしい鍋はル・クルーゼの「ココット・エブリィ」。フランスの工場を見学したこともあり、その丁寧な作りに感動したそう。「赤と黄色を持っていて、それぞれカレーとレモンライス用です」

オムレツがきれいに 仕上がるフライパン。

ミュージシャン・小宮山雄飛さんが愛用する料理道具。

東京・日本橋の老舗レストラン『たいめいけん』のシェフ監修のフライパン。「オムレツ専用です。いい道具があれば料理は失敗しないと気づかせてくれたのがこれ」。焦げ付かないように日々の手入れも欠かしません。

ほったらかしでOK、素材が生きる低温調理器。

ミュージシャン・小宮山雄飛さんが愛用する料理道具。

素材に最適な温度で火入れができる低温調理器の「アノーバ」。日本ではまだ購入できなかった頃にいち早く個人輸入で手に入れたそう。「一番効果を実感できるのは鶏肉。チャーシューや温泉卵もオススメです」

カレー作りがより一層楽しくなったスプーン。

ミュージシャン・小宮山雄飛さんが愛用する料理道具。

大さじ、小さじを含む5段階での計量ができる、生活雑貨を扱う「Trudeau(トゥルードゥー)」のスプーン。「レシピ本を出すに当たって必要に。小さじ4分の1を使って微妙な味の変化を楽しめるようになったのは発見でした」

実験感覚で次々と名作が生まれるホットサンドメーカー。

ミュージシャン・小宮山雄飛さんが愛用する料理道具。

調理家電ブランド「レコルト」のホットサンドメーカー。「レンジでチンする感覚でなんでも入れてみる」という小宮山さん。「イチ押しはコンビニの肉まんとお弁当のシュウマイ。サンドするとだいたい何でもおいしくなる」

『クロワッサン』1018号より

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