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好きなテイスト別で考えた、今知りたい大人の着映え服。

似合っていた服や好きなテイスト、顔に合わなくなってきたら着映えのためのひと技を投入。好みに合わせてシフトチェンジを。

撮影・多田 寛(DOUBLEONE) スタイリング・大沼こずえ

きちんと服が地味になったら、ワントーンコーディネートで。

オフィスで働いている人に多いのが、グレーやベージュ、紺などの色を多用したシックなスタイル。清潔感も女性らしさもあり、コーディネートもしやすい。長らく続けてきたけれど、最近なんだか〝ただの地味な人〟に見えてしまう。「たしかに顔回りの覇気が欠けてきたり、スタイルにメリハリが無くなってくる世代には、ベーシックカラーの組み合わせが地味×地味の相乗効果になる危険性があります。そこで提案するのがワントーンコーディネート。手持ちのアイテムも活かしつつ、一気にあか抜けた印象に変えることができますよ」(大沼さん)色みは統一しつつ、その濃淡や素材の違いをレイヤードすることで、全身のシルエットに深みとニュアンスを演出できるのだ。「トップスには光沢のある素材や、編み地に陰影が出るニットなどを選ぶとよりエレガントに。白いシャツで衿元を明るくしたり、V開きのカーディガンでデコルテを少し見せたりと、顔が明るく見える工夫をするのもポイントです」また、生成りやピンクベージュなど、どのカラーにもなじみのいい小物をいくつか持っておくと、コーディネートに幅が出る。

地味になりがちなグレーは顔まわりにしろを差して明るく。
地味になりがちなグレーは顔まわりにしろを差して明るく。

人気のカラーだが、実は顔映りが悪くなりがちなグレー。ファーやスエードの小物で質感に変化をつけつつ、衿元に白を配するテクニック。グレータンクニット2万9000円、グレーパンツ2万9000円(共にセオリーリュクス/リンク・セオリー・ジャパン☎︎03・6865・0206) ファーバッグ4万6000円(ポティオール/ビームス ハウス 丸の内☎︎03・5220・8686) ホワイトシャツ3万5000円(マディソンブルー☎︎03・6434・9133) パンプス1万8500円(カリーノ/モード・エ・ジャコモ プレスルーム)

濃度の違う小物をオンして 全身を立体的に見せる。
濃度の違う小物をオンして 全身を立体的に見せる。

カーディガンのケーブル編みがほどよいボリュームと陰影を演出。艶のあるストールなどの小物でエレガントさをさらにプラスして。ライトベージュカーディガン6万2000円、ブラウス4万6000円、パンツ5万6000円、ストール4万9000円(以上ヨシエ イナバ☎︎03・6861・7678) ハット1万4000円(オーバーライド/オーバーライド 明治通り店☎︎03・5467・0047) バッグ2万6000円(ジャンニ キャリーニ/ビームス ハウス 丸の内) パンプス1万7000円(ファビオ ルスコーニ/ファビオ ルスコーニ六本木店☎︎03・3408・8682)

バッグ3万5000円(トフ アンド ロードストーン/ティーアンドエル☎︎03・6455・5520) …

バッグ3万5000円(トフ アンド ロードストーン/ティーアンドエル☎︎03・6455・5520) フラットシューズ1万8000円(ファビオ ルスコーニ/ファビオ ルスコーニ 六本木店)

『クロワッサン』957号より

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