軽くて履きやすい、黒のショートブーツが万能【大沼こずえの「ずっとの、おしゃれ」】
「秋のシューズ。」をテーマに、装う楽しさを再発見します。
撮影・葛川栄蔵(hannah)
見た目の印象とは逆! 軽い履き心地のブーツ。
こんにちは。スタイリストの大沼こずえです。
秋のシューズ、後編はブーツです。夏はサンダル、秋冬はブーツをメインに履いている人も多いと思いますが(もはやパンプスの出番が減った?)、中でも特に万能な、黒のショートブーツを紹介しましょう。
ストリートっぽいカジュアルウェアにも、オーセンティックな装いにも合わせられるし、あと「似合わない」という人もあまりいないですよね。そんな毎日活躍するブーツだからこそ、軽くて履きやすいことが一番!
このようなオールブラックのブーツは、ちょっとゴツめなものもあるからか、少々の重さは致し方なし、むしろそのほうが正しい(?)なんてイメージを持たれるかもしれません。でもそんなことはないんです。
人工皮革やポリエステル素材は進化していて、今や本革ブーツと見紛う質感や耐久性があります。一方リアルレザーも、とにかく柔らかく軽い素材を使用したブーツなら、足への負担がなく快適に長時間歩くことができます。いえ、歩かなくても足入れした瞬間から、その軽さは実感できるはず。ブーツ=足に馴染むまで時間がかかる、という先入観もきっとなくなりますよ。
潔い黒のワンカラーなので、デザイン選びは手を抜かず、納得のいくお気に入りの一足を見つけてください。
『クロワッサン』1126号より