おろしトマトの冷製パスタ【むくみを防ぐレシピ】
撮影・小川朋央 スタイリング・矢口紀子 構成&文・新田草子
おろしトマトの冷製パスタ
すりおろすと量が摂れて、うまみも濃くなる。
麺によく絡むすりおろしトマトは、冷たいスープパスタにぴったり。麺つゆ少々で味付けし、そうめんにかけても。
【材料(2人分)】
トマト 大2個(300g)
A[塩 小さじ2/3、オリーブオイル 大さじ1/2、おろしにんにく 少々]
スパゲティ 160g(太さ1.6mmのもの)
モッツァレラチーズ 100g
ノンオイルツナ 小1缶
ブロッコリースプラウト 適量
【作り方】
1.トマトはおろし金で皮ごとすりおろし、ボウルに入れてAを加え混ぜる。
2.鍋に湯を沸かし、塩は加えずに、スパゲティを表示どおりに茹でて冷水に取り、ぬめりを取って水気を切る。
3.2を1に加えて和え、器に盛りつける。ちぎったモッツァレラ、ツナ、根元を落としたスプラウトをのせる。
塩分控えめ、野菜をたっぷりと。むくみを防ぐ食べ方で、体軽やか。
「血中の塩分濃度が高くなるとpHバランスを保つために水分が増え、それがむくみの原因に。食事の塩分を控えめにし、同時に塩分の排出を助けるミネラル、カリウムを夏野菜などでしっかり補うことが、予防のカギです」
と、料理家の近藤幸子さん。カリウム豊富な食材は下記のとおり。
「カリウムは水に溶けやすいので、煮汁ごと食べるのがおすすめ。トマトなど生で食べられるものはすりおろすとうまみが増し、減塩にもなります。すりおろしたきゅうりやピーマンはにんにくと少量の塩、オリーブオイルで調味すれば肉や魚の付け合わせに。食材の一部だけに味を付ける、酸味やスパイスを活用するといったことも、少なめの塩分でおいしく食べるコツです」
むくみを防ぐ食べ方のポイント
1.カリウム豊富な食材を摂る。
トマト、なす、きゅうり、かぼちゃ、にんじん、れんこん、パプリカ、ブロッコリー、セロリ、キウイフルーツ、アボカド、バナナ、いちじく、アーモンド、青菜、豆類、芋類、きのこ類、海藻類など。
2.カリウムを逃さない方法で調理する。
・スープや蒸し煮料理で煮汁ごと食べる。
・生のまますりおろして量を摂る。
・電子レンジを上手に利用。
3.塩を減らす工夫をする。
・ピンポイントの塩使いで味にメリハリをつける。
・酸味やスパイス、ハーブの力を借りる。
『クロワッサン』1121号より
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