大人の肌にスペシャルなケア、きめ細かくなめらかなクレイ(泥)で「取り去り、うるおす」。【倉田真由美の「キレイを育む私的名品」】
撮影・市原慶子 スタイリング・野崎未菜美
「取り去る」と「うるおす」のちょうどいい塩梅。
不要なものを溜め込まない。それは、暮らしにおいても美容や健康面においても、常に心がけたいこと。
なぜなら、年齢とともに私たちは溜め込んでしまいがちだから。もしかしたら、それが、老化や不調を引き起こす原因かもしれないとさえ思う。とはいえ、捨てることや取り去ることって、思いのほか難しいとも感じている。
エステティシャンとして30年のキャリアを持つ瀬戸口めぐみさんが、満を持して誕生させた「MEM」は、“浄化”をテーマにしたスキンケア。
中でも、私がぞっこんハマった「モイスチャー ミネラル マスク」は、約6500万年前の鉱山の地層から採取された稀少なクレイ(泥)を使用。
一般的なものより、きめ細かくなめらかで、肌に塗っていても乾いた感じにならないのがいい。毛穴などに溜まった老廃物や酸化した皮脂汚れをすっきり取り除きつつ、うるおいで満たす優しさがあり、使用後の肌は、バランスが整ったヘルシーなコンディションになる感じ。
ただ取り去るだけのケアだと、肌に負担をかけてしまうことがある大人の肌に、ちょうどいい塩梅。気が利いている! といいたくなるマスクなのだ。
マスクなんてしない。できない。という人も多いけれど、大人の肌にとってマスクは、ラジオ体操やストレッチをするようなもの。
長年、人生を歩んできた肌には、きっと疲れもストレスも溜まっている。ときにはいたわり、元気づけてあげてみては? 翌朝の肌のつるっとした感触と明るさに、心まで晴れやかになるはずだ。
今月の名品
約10分パックして洗い流すだけの、週1〜2回のスペシャルケア。特性の異なる6種のクレイと9種の保湿成分が、肌の水分バランスを整え、くすみや毛穴改善、バリア機能強化にも効果を発揮。気になる部位に「部分パック」としても活躍する。
『クロワッサン』1115号より