しぼんだ唇もふっくら、口角もキュッとしまった印象になる口紅の描き方【レイナの大人の簡単・きれい・メイク術】
撮影・玉置順子 文・レイナ スタイリング・佐野友美 モデル・水越日麻
口紅の描き方ひとつで、ふっくら、艶やかな口元に。
大人になればなるほど重要性を感じるのが口紅。
年を重ねるとどうしても唇自体のボリューム感も血色もなくなることで寂しげに見えがちです。それだけでなく上唇の皮膚が痩せてしまうことで、鼻の下のスペースが広く見えてしまい、なんだか間延びした印象になってしまいます。
とくにこの数年のマスク生活で口周りの筋肉を使わなかったことで、変化が加速している方はとても多く、お悩みを相談されることもしばしばです。
そんなときにおすすめするのが、今回のリップの塗り方。ついついひと筆書きのようにベターっと塗りがちですが、ちょっとだけ工夫をしてみましょう。
まずは口紅のカーブの部分を利用して、唇の上下の中央だけをまるで舞妓さんのように描きます。このときに、「ここまで唇だったらいいな」と思う理想のラインをマークするのがポイント。
そして今度は口角から中央に向かって色を集めるようにして塗りましょう。このひと手間で口角がキュッとしまってリフトアップして見えてきます。
そしてさらに太めのリップライナーで、一番痩せがちな上唇のアウトラインをハート形を意識して補強すれば、しょんぼり萎みがちな唇が一気に豊かな印象に変わりますよ。この秋はぜひ艶やかな赤リップで装ってみて!
Point.1 まず上下の唇の中央を描く。
口紅のカーブを使って、上唇中央に丸みのある山と下唇の中央を描いてから、口角から繋ぐ。ハート形を意識するとふっくらした唇に見える。
Point.2 上唇のアウトラインを補強。
口紅を塗ってから、同系色の太めのリップライナーを使ってアウトラインを2mmほど補強しつつ中まで塗りつぶすと、より色もちもアップ。
使ったのはこれ!
『クロワッサン』1102号より