遊ばせやすくおしゃれもアップ!「眉の上の前髪」。
イメチェンしたいと思ったら前髪から始めてみるのも手!
EMMA GINZAヘアスタイリストのNAOMIさんにポイントを聞きました。
撮影・玉置順子(t.cube)、中島慶子(物) スタイリング・白男川清美 イラストレーション・ イオクサツキ 構成&文・薄葉亜希子
眉の上の前髪は遊ばせやすく、おしゃれさもアップ!
アシメW前髪
●短め前髪であか抜けた雰囲気を満喫!
眉の上でパツンと切り揃えた前髪はおしゃれだが、初めて試す人にはややハードルが高いもの。そこでおすすめは前髪の内側を短くし、表面にかぶさる髪を長くする〝Wバング〞というデザインだ。
「長短をつけることでアレンジしやすくなるのも魅力です。内側の短い前髪を多く見せるとアクティブなイメージに、逆側に流して長い髪で透け感を楽しむのも自在」
いったん前髪を濡らし、ドライヤーを上から当てて根元の浮きを押さえる。ブラシは使わず手ぐしでOK。ヘアバームを指先でなじませ、束っぽさを演出。
流行りの透け感作りも簡単!
若い世代に人気の"シースルーバング"と呼ばれる、細い束感の前髪。ヘアオイルでウェットに仕上げるのが基本だが、長短のついたW前髪なら動かしやすく、薄く見える心配もなく決まりやすい。髪全体にオイルを多めになじませてから内側の短い髪をおでこに沿わせ、上から長い髪を手ぐしでかぶせて細い毛束を作る。
とろみのあるテクスチャーで髪を包み、濡れ感をプラス。
グロッシーなツヤが出る人気のオイル。
イメチェンしたいと思ったら、前髪からトライ。
前髪を作ると、スタイリング次第でいろいろな雰囲気を楽しめるのが魅力。特に最近は、リモートワークでPC画面に映る顔や外出時のマスク姿も、前髪にニュアンスがあるとあか抜けて見えるもの。そこで日々多くの女性の髪を担当する『エマ銀座』のナオミさんに大人におすすめの前髪を教わった。
「イメージを大きく分けると長めの“頬の上”は女性らしくエレガントに、前髪の印象が強い“目の上”は目元が強調されて可愛らしさを演出できます。また、やってみたいという人も多い短めの前髪は片サイドのみ“眉の上”に設定。初めて短く切る人でも抵抗なく、誰にでも似合うバランスになります」
どの長さでも前髪を深めに取り、厚みを残すことがポイントだそう。
「年齢とともに現れる顔周りの髪痩せやうねりが目立ちにくくなりますよ。さらに生え際の根元のちらほら白髪も前髪の厚みでさりげなく隠せます」
悩みをケアしつつ、気分も一新。前髪チェンジにトライしてみては。
『クロワッサン』1068号より