ピアノ・韓国ミュージカル・YouTube──心に暮らしにハリが生まれる。私、今こんなことに夢中です! Vol.3
撮影・森山祐子(寺田さん) ヘア&メイク・遠藤芹菜(寺田さん) 構成&文・薄葉亜希子
ピアノ歴1年半 寺田理恵子さん
少しずつでも進歩を感じられる。大人の学び直しは本当に楽しい!
「音楽がそばにあって幸せ」とにっこり。自分でメロディを奏でられるのは素敵なことですね、と話す寺田理恵子さん。音楽は好きだが、これまでは聴く専門。小学生以来のピアノの再開はテレビ番組の出演がきっかけだった。
「課題曲はショパンの『革命』。難しい曲とはよく知らずに、よしやるぞ!と能天気で(笑)。それがよかったですね。もし自分には無理と思ってしまったら、踏み出せなかったかもしれません」
毎日ピアノに向かい、練習に励む生活がスタート。毎週出される課題も学生気分を思い出してワクワクした。
「最初は1小節の譜読みにも時間がかかり、それが2小節、3小節、4小節と少しずつ増えていく。わずか数小節だとしても、私にとっては時間をかけて読み、やっと指が動くようになる。その小さな進歩がうれしくて」
番組終了から1年、現在もピアノライフは進行中。いまは大好きなパッヘルベルの「カノン」に取り組む。
「ひとつの曲が弾けるようになるプロセスそのものが楽しいですよね。そして弾けるようになった瞬間の喜びといったら……。達成感というのは何より人を元気にしてくれるものでは?」
特に歳を重ねてからの挑戦は脳トレにもなり、ゼロからのスタートなら落ちる心配もない。できることが増えると気持ちも上向きになると話す。
「いまの夢はピアノと朗読のコラボ。たとえば『メロスは激怒した』と語った後にジャジャン!とピアノの音色が響く。きっとおもしろいと思うんです」
韓国ミュージカル観賞歴12年 今井 恵さん
いまの歳だからこそ、好きなことに集中でき充実しています!
旅が活力になると話す今井恵さん。最近は韓国ミュージカルに夢中だ。
「歌唱力もパフォーマンスも熱量も素晴らしく、とにかく圧倒されます。初観賞は『エリザベート』。あまりの迫力に感動し、主役のパク・ヒョシンさんに魅せられて、翌月の公演も観に韓国へ。彼は数多くの作品に出演するタイプではないので、公演があると必死にチケットを取り、1泊2日の弾丸旅行にも。普段も仕事の合間に好きな作品のリハーサル映像を観ると息抜きに」
推しに夢中になれるのも、ある程度年齢を重ねたからこそ。自由な時間が増えたうえ、自分の好きと嫌いが明確に。
「無理していた付き合いや無駄なことに費やす時間が減り、好きなことに集中できるいまは本当に楽しいですね。推し仲間との交流も大切な時間です」
YouTube歴5年 midochanさん
ハイ&ローミックスのおしゃれを発信!夢はまだまだ続きます
YouTubeを始めて心にハリが生まれたと語るmidochanさん。
「少し大げさかもしれませんが、SNSでの発信は自分の役目のような気がしているんです。がんに罹ったけれども元気に乗り越えられた。私、運がいいのかも。何かやらなくちゃ!と」
ファッション業界にいた経験から着こなしや美容の話を中心に無理のないペースで更新。“70歳はゴールデンエイジ”というメッセージを届ける。
「格好よく風格をもっておしゃれを楽しめるのは経験を積み重ねてこそ。高齢者の残りの人生の何かヒントになればと続けています。街で声をかけられたり、励ましの言葉が届いたりするとうれしいですね。いまの目標はハイ&ローのおしゃれのスペシャリストになること。夢は膨らんでいます!」
『クロワッサン』1158号より
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