使うのも楽しい、エコな掃除道具8選
撮影・川上朋子 文・黒澤 彩
家にあるもので、手作り道具
身近な日用品や、ごく普通の道具にひと工夫するだけ! 家事研究家・髙橋ゆきさん考案の、すぐに取り入れられる掃除のアイデア。
軍手ぞうきん
ゴム手袋の上に軍手を重ねたもの。電子レンジやコンロの溝など、普通のぞうきんが入りにくい細かい箇所も、指先の感覚でしっかり掃除できる。洗剤などの液が垂れないようにゴム手袋の手首側を折り返しておく。
丸めたラップ
IHの天板の焦げなど傷つけたくないところに使用。重曹水や、中性洗剤をつけて、力を入れずにくるくる円を描くように掃除する。新品ではなく、使用済みのラップを使えばよりエコな掃除に。
三つ編みストッキング
ストッキングを半分に折って結び目を作り、3本に分けてきつめの三つ編みにしたもの。蛇口などの仕上げ磨きの際、クロス代わりに使えて凹凸のある部分も磨きやすい。完全に乾いて水気のない状態で使うこと。
マンゴーカットスポンジ
スポンジの柔らかい面に、3分の2程度の深さまでの切り込みを入れ、広げて使う。グリルの網、五徳などを擦る時に活躍。基本は縦2本、横3本のカットだが、掃除する場所によってアレンジしても。
洗剤を使わず、すっきりきれい
繊維の機能によって、洗剤いらずで日常のキッチン掃除が完結する便利な4品。編集部がおすすめをセレクトしました。
がちがち焦げつき には サンドクリーン
サンドペーパーをリボン状に細く切ったもの。がっちりついた焦げを削り落とすのに最適。その除去力は強力ながら環境に有害な成分を含まない。フライパンの柄の根元など細かい部分の焦げ、汚れ落としにも。
広い面の汚れ には あみたわし(がんこ汚れ用)
表面の硬い網目はコンロ周りなどの手強い焦げつきに、裏面のソフトな網目は鍋や食器の軽い汚れを落とすのに向いている。薄い形状なので焼き網やコンロのふちなどにもしっかり添わせて力を入れやすい。
コンロ、シンク には 海を守るがんこクロス
不織布にゴム微粒子の加工をしたクロス。水で濡らすと、消しゴムのように汚れを「ずらし」て油汚れを吸い取ってくれる。少量の石鹼をつけて使うこともでき、クロス自体を水洗いして、繰り返し使える。
グラス、食器 には びわこふきん
「ガラ紡」という紡績方法で織られた木綿ふきん。紡がれた糸が凸凹しているので、油や汚れを絡め取ることができ、洗剤を使わずに食器を洗える。環境への負荷を減らし、手荒れも防げるロングセラーの逸品。
『クロワッサン』1151号より
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